このページでは沖本屋古書部門の商品のうち、「沖縄の自然・文化」に関する本をテーマごとにまとめ紹介しています。各テーマの中では基本的に、発刊の年が古い順に並べ、下に行くほど発刊の年が新しくなります。



古書販売部責任者 ヨギ ユタカ

沖縄県公安委員会古物商許可 

第971010000246号


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<文化論>

南島覚書

3,000円 
須藤利一著 
東都書籍 
昭和19年 
状態:背天地小口にヤケとシミ、表紙と扉に所有印、ビニールカバー







忘れられた日本〈沖縄文化論〉

2,000円 
中央公論社 
岡本太郎著 
昭和44年重版 
状態:カバーにスレ、シワ 本体ヨレ、署名、印




【評】最近テレビでは、日本をやたら褒めたたえる「すごいぞ日本」番組が目につく。中国や韓国などアジア各国に追いに上げられ、分野によっては追い越され「経済大国」の地位から滑り落ちる中、日本の素晴らしさを再発見することで、視聴者は失いかけた自信を取り戻す。これがウケているのかもしれない。

 心身ともに打ちひしがれた敗戦からあまり時間が経っていない時期の1950年代から1960年代にかけて、芸術家・岡本太郎は日本再発見の旅に出たが、現在の「すごいぞ日本」番組とまったく異なる視点からの試みだった。仏教など外来文化が入る前の、日本人の精神に流れる源流を探す旅である。

 日本の伝統や文化といっても、無意味な飾りたて、大げさな振る舞いや形式主義を感じるものは「つまらない」と切って捨てる。ただ、純粋な心的エネルギーのほとばしりや自由な精神の躍動を凝視した。

 そんな旅のうち、まだ米軍占領下にあった沖縄についてまとめたのが『忘れられた日本 沖縄文化論』だ。歴史的な事実の紹介は最低限に抑え、芸術家として心ひかれたもののみに焦点を合わせる。「私を最も感動させたものは、意外にも、まったく何の実体も持っていない――といって差支えない、御嶽だった」と語る。

 御嶽(ウタキ)から受けた衝撃を次のようにつづる。「何かじーんと身体にしみとおるものがあるのに、われながら、いぶかった。なんにもないということ、それが逆に厳粛な実体となって私をうちつづけるのだ。(中略)あの潔癖、純粋さ。――神体もなければ偶像も、イコノグラフィーもない。そんな死臭をみじんも感じさせない清潔感。神はこのようになんにもない場所におりて来て、透明な空気の中で人間と向かいあうのだ」。

 文化を語ろうとすれば、彫刻や建築など形から入り、それを比較し分析しようとうする。しかし、「なんにもない」御嶽に心を寄せ、「なんにもない」ことに感動し、その凄さを語るとは、芸術家・岡本太郎ならではだろう。

 ひたすら透明で、一点の曇りのない神秘に、日本人の根源的な信仰を見ようとする。今でこそ、熊野と沖縄の文化の類似点が語られるようになったが、1964年『中央公論』で発表した「火・水・海賊」(熊野文化論)で彼が、「熊野の深くしずまった暗い神秘」と沖縄の御嶽は同じ根を持つと指摘したことも興味深い。知識や論理ではなく直接心に働きかけようとする文章は、今も読み手をひきつけ止まないものがある。(T)




太田良博著作集①琉球の女歌人

1,600円 
ボーダーインク 
2003年 
状態:天に少汚れ、他は良









<芸能・芸術>

琉球舞踊入門

1,800円 
宜保栄治郎著 
那覇出版社 
昭和54年 
状態;少シミ








沖縄を彫る

1,000円 
金城実著 
現代書院 
1987年 
状態:カバー背ヤケ、天小口にシミ







新版画風土記 沖縄

2,500円 
儀間比呂志著 
海風社 
1989年 
状態:帯に虫食い、見開きにシミ、著者サイン、ハードカバーの天に虫食い





【評】てぃーだ(太陽)に向かって、幹を伸ばす樹木のように、著者の素朴で力強い版画は、観る者に元気を与える、そんな気がします。

 民話やカレンダーの挿絵で親しまれて来た彼が、当時の沖縄(1980年代後半)を取材して「変容を重ねる故郷について版画家として感じたこと〜」をモノクロやカラーの版画とともに沖縄への想いが綴られています。

 与儀公園の項目では、山之口貘の詩碑が・・えっ!そうだったのと、恥ずかしながら初めて知りました。(Y)




中国と琉球の三絃音楽

2,400円 
王耀華著 
第一書房 
1998年 
状態:カバー、天に少汚れ、シミ








<言語>

琉球語便覧

1,800円 
伊波普猷著 
糖業研究会 
昭和44年復刻版 
状態:カバーヤケ・シミ・破れ









琉球における仮名文字の研究

4,000円 
東恩納千鶴子著 
球陽堂書房 
昭和48年 
状態:函ヤケ、本体少シミ、ヤケ











八重山のことわざ

1,600円 
瀬名波長宣著 
沖縄春秋社 
昭和51年 
状態:カバー・天にシミ









沖縄ことわざ事典

1,800円 
仲井真元楷著 
月刊沖縄社 
1992年
状態:カバー少汚れ、天・小口に少シミ








奄美・沖縄 女のことわざ

1,600円 
田畑千秋 
第一書房 
1997年 
状態:背表紙少ヤケ、小口に少シミ、裏見返しに日付の書き込み








【評】いにしえからの人と人が織り成す模様を、とりわけ女性を巡る日常生活から滲み出たその模様を、人は知恵や訓戒として残してきた。そんなことわざの面白さに出会え、思わず苦笑したり、辛辣さに驚かされる本。

例えばこれ、

 夫は塩漬けにしても生かせ

怖〜い!(Y)


沖縄の方言札

1,200円 
井谷泰彦著 
ボーダーインク 
2006年 
状態:帯ヤケ・スレ







<物語・文学>



琉球物語

3,000円 
新屋敷幸繁著 
鹿児島県社会教育協会 
昭和26年 
状態:背表紙と裏表紙に破れ欠損、全体的にヤケとシミ、表紙に所有者サイン









琉球小話 立体感ある沖縄の風土記

1,800円 
稲垣國三郎著 
沖縄文教出版 
状態:函イタミ、本体ヤケ










琉球怪談選集

2,000円 
石川文一著 
沖縄文教出版 
昭和48年 
状態:表紙破れ、スレ、シミ 









<自然・動植物>



琉球列島動物図鑑1 陸の脊椎動物

B5版  
5,000円 
池原貞雄、他著 
新星図書出版 
昭和59年 
状態:背・裏表紙にシミ








自然ガイドブック マヤランド西表島 全4分冊

4,000円 
安間繁樹 
新星図書出版 
1986年 
状態:函少スレ、少折れ、本体少シミ












沖縄海中生物図鑑 第3巻 魚

2,000円 
海中公園センター 
昭和63年 
状態:折れシワ







沖縄海中生物図鑑 第6巻 海藻 海浜植物

2,500円 
海中公園センター 
昭和63年 
状態:良









沖縄海中生物図鑑 第8巻 甲殻類 

2,500円 
海中公園センター 
昭和63年 
状態:表紙少スレ










沖縄海中生物図鑑 第9巻 サンゴ

2,500円 
海中公園センター
平成元年 
状態:良










.沖縄海中生物図鑑 第10巻 サンゴ  

2,500円 
海中公園センター
平成元年 
状態:表紙スレ、少折れ









沖縄の危険生物 野外活動を安全にすごすためのガイドブック

1,400円 
諸喜田茂充 
沖縄出版 
1990年  
状態:裏表紙に小シワ


【評】 沖縄で生活することは身近な自然と共生すること。例えばヤールー(ヤモリ)。天井や家具の裏に潜み、時折、チッチッチッと鳴いてその存在をアピールする。沖縄ならだいたいどこの家でも飼っている(笑)。幸いヤールーは益獣と言われている。心配なのは畑や道に出没するハブのような害獣たち。海に遊べば危険な魚や貝やクラゲに遭遇。本当に怖いのはそれが危険な生き物だと知らないこと。危険生物の姿と生態、そして対処方を知って、先住者である彼らと共に平穏無事に暮らしたい。(Y)



南の島の自然観察 沖縄の身近な生き物と友だちになろう 

B5版 
1,600円 
土屋誠、その他著 
東海大学出版会 
1991年 
状態:天に少シミ、表紙に反りシワ、ビニールカバー








イリオモテヤマネコ ケイ太飼育日誌

1,200円 
池原貞雄 監修 
沖縄出版 
1997年 
状態:少シミ







南の島の昆虫記 

2,400円 
湊和雄著 
沖縄出版 
1998年  
状態:良







沖縄の蝶

1600円 
具志堅猛 編著 
琉宮城蝶々園 
1999年 
状態:カバー少ヨレ









自然の示唆と人生 野生からのメッセージ

1,000円 
高良鉄夫 
那覇出版社 
平成16年
状態:カバー少ヨレ






<宗教・生活風習>


沖縄の風土記 沖縄は生きている

A4版 
2,000円 
新星図書 
昭和48年 
状態:函にスレ、少し線状の落書き







近世沖縄の社会と宗教

2,000円 
島尻勝太郎著
三一書房 
1980年
状態:年月日記入、その他は良





【評】「近世沖縄の対外関係」「沖縄の外来宗教」「仲尾政次政隆の配流日記」の3部からなる。仲尾政次政隆とは琉球王朝末期、真宗布教によって流刑に処せられ、10年間八重山で過ごした人物である。

 この中で一番興味をひくのは、沖縄の外来宗教、特に仏教に関する記述だ。沖縄では庶民の宗教といえば、祖先崇拝といわれ、実際、戦後しばらく火葬ではなく洗骨葬(風葬)が一般的。また、近代以前でも肉食を忌み嫌う風潮もなかった。

 しかし、念仏者(ニンブチャー)による念仏歌を通じて、無常観、親孝行、祖先供養といった浄土の教えが広められ、仏教の思想は一部、沖縄の庶民にも浸透してきた。現代においても盛んなエイサーはもともと盆踊りに起源があり、念仏者や念仏歌の流れがエイサーにつながっているともいわれる。(T)




南島針突紀行 ●沖縄婦人の入墨を見る●

5,000円 
市川重治 
那覇出版社 
1983年
状態:天に汚れと虫食い



【評】幼い頃の記憶にある、老女たちの手の甲に施された針突(ハジチ・入墨)。青ずんだその紋様は幼心には奇異なものに感じられた。彼女たちはいずれもかなりの高齢者で、親戚の家や市場でよく見かける日常の風景だった。50年くらい前の事だ。彼女たちは激しい沖縄戦と戦後の苦難を、あの紋様と共にくぐり抜け、ようやく穏やかな日常を取り戻していたのだ。幼い私が見たのは、そんな平和な日々を過ごす彼女たち。それはまた消えゆく沖縄の文化、風習を直に見る貴重な体験でもあった。

 当時、そんな彼女たちの手の入墨に興味を持ち、沖縄本島から先島まで渡り、その紋様を調査収集したのがこの本の著者である。その紋様の数は200人近いという。私は著者への深い感謝の気持ちと、そしてなぜか嫉妬に似た気持ちまでも抱いてしまうのだ。(Y)


沖縄の年中行事 ハンドブック

1,200円 
崎原恒新 
沖縄出版 
1990年 
状態:カバーヤケ・スレ










沖縄ぬちぐすい事典

1,400円 
尚弘子著 
プロジェクト・シュリ
2002年 
状態:カバー本体ヨレ・シミ










藁算 琉球王朝時代の数の記録法

1,800円 
栗田文子著 
慶友社 
2005年 
状態:小口に少キズ その他は良







<伝統工芸>

炎と技 稲嶺盛吉 泡ガラスの世界

3,000円 
ニライ社 
1992年 
状態:カバー少ヤケ





金龍五色之雲〈首里城漆塗りのプロセス写真集〉

2,000円 
前田漆芸アトリエ 
1998年 
状態:著者署名、宛名書き










図説 琉球の伝統工芸

1,000円 
天空企画 
河出書房新社 
2002年
状態:良








図説 琉球の染めと織り

1,000円 
児玉絵里子著 
天空企画編 
河出書房新社 
2005年 
状態:良







<武道・スポーツ>


具志堅用高写真集タイトルマッチ

1,800円 
講談社 
昭和55年 
状態:カバー小キズ、ポスター付








沖縄の古武道具 鍛錬道具

2,000円 
外間哲弘 金城政和 共著 
琉球新報社 
状態:背ヤケ、カバー少破れ










沖縄 空手道・古武道の真髄

6,800円 
外間哲弘著 
那覇出版社 
平成11年
状態:並