2025年1月12日 / 最終更新日時 : 2025年1月12日 okihon-ya 本の紹介 圧倒的な暴力と無慈悲 梁石日著『血と骨(上・下)』① 最近は主人公が読者の共感を呼ぶ小説が多いように思えるが、本書の主人公は出だし部分を読む限り、それとは対極にある。しかも心理描写はほとんどない。ひたすら暴力的であり、自分の欲望のままに行動し爆発的に破壊の限りを尽くす。相 […] 共有:TwitterFacebook
2025年1月12日 / 最終更新日時 : 2025年1月12日 okihon-ya 時の話題 深作欣二監督を思い出す 今日1月12日は深作欣二監督の命日である。亡くなる2年前、映画「バトル・ロワイアル」のプロモーションのために米国・ロサンゼルスを訪れた時、お話を聞いたことを思い出した。写真のサイン入りTシャツはその時に監督からいただい […] 共有:TwitterFacebook
2025年1月4日 / 最終更新日時 : 2025年1月4日 okihon-ya 本の紹介 生活に身近な沖縄のシーサー 荒勝俊著『日本狛犬大全』② 本書では全国に分布する狛犬の写真を掲載しているが、私のような素人が見ただけでは地域による違いはもちろん、沖縄のシーサーと県外の狛犬の間に形状の違いについて語ることは難しい。だが、それぞれを地元の人々がどう受け止め方の違 […] 共有:TwitterFacebook
2025年1月1日 / 最終更新日時 : 2025年1月1日 okihon-ya 時の話題 年々少なくなる年賀状の枚数 正月に届く年賀状の枚数が人づきあいの広さを物語る。そう感じた時期があったのも確か。自己満足といえば自己満足だが、葉書のように手にとれるものだから、人づきあいという目に見えないものを実感できる。だから、少しでも公私で付き […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月29日 / 最終更新日時 : 2024年12月29日 okihon-ya 時の話題 年の瀬ムードも薄い那覇 年も押し詰まった28日夕方、那覇市の繁華街を歩いた。年始年末の休みがスタートしたおかげだろう、観光客らしき人たちで賑わっていたが、新年の到来を匂わせる風景はほとんどない。例外は正月飾りを販売する店が何軒か、それと門松を […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月28日 / 最終更新日時 : 2024年12月28日 okihon-ya 本の紹介 ヤマタノオロチと獅子舞 稲村行真著『ニッポン獅子舞紀行』③ 時間は同じ場所を同じように繰り返し流れるうちに淀み腐敗する。時折、獅子のような魔物が舞い降りてかき乱すことによって清められる。こうした考えは日本人の心情に受け入れやすく、獅子舞は国内で最も広く継承される民俗芸能の一つに […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月21日 / 最終更新日時 : 2024年12月21日 okihon-ya 時の話題 首里城に注がれた労力と資材を考える 2022年11月に着工した首里城正殿の復元工事は26年秋の完成を目指し、いま折り返し地点を迎えている。屋根や外壁など骨格部分はほぼ完成し、これから塗装や内装が進められるようだ。正殿は高さ18メートル、幅29メートル。国 […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月14日 / 最終更新日時 : 2024年12月14日 okihon-ya 本の紹介 行間に溢れる破滅の予感 三島由紀夫著『金閣寺』① 来年は三島由紀夫生誕100年。最近メディアで三島に関する記事を時々見かけることもあって、思い出したように最近『金閣寺』を読み始めた。学生時代、一度手にとった記憶はあるが、途中で読むのをやめた。内容はほとんど印象に残って […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月8日 / 最終更新日時 : 2024年12月8日 okihon-ya 時の話題 シーサーもサンタ姿に まだ年末感の乏しい沖縄だが、ぽつりぽつりとクリスマス飾りつけが街角に見られるようになった。写真は農連市場の入り口に鎮座するシーサーでありサンタ姿に変身していた。季節の節目を設けることが好まれる日本では宗教に関係なく完全 […] 共有:TwitterFacebook
2024年12月7日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 okihon-ya 文化 岡本太郎も注目した獅子踊り 稲村行真著『ニッポン獅子舞紀行』② 鹿などへの祈りが源流にあるといわれる岩手県の獅子(鹿)踊りが興味深い。一般的には、幕を持って踊る「幕踊り系」と太鼓を持って踊る「太鼓踊り系」に分けられる。本書で紹介する「長野獅子踊り」(遠野市)は幕踊り系だが、鹿のよう […] 共有:TwitterFacebook