このページでは、沖本屋古書部門の商品のうち、「沖縄の社会・歴史」に関する本をテーマごとにまとめ紹介しています。各テーマの中では基本的に、発刊の年が古い順に並べ、下に行くほど発刊年は新しくなります。


古書販売部責任者 ヨギ ユタカ

沖縄県公安委員会古物商許可 

第971010000246号

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<沖縄通史・評論>


琉球の研究

8,000円 
加藤三吾著 
文一路社 
昭和16年 
状態:背表紙に大小5つの虫食い穴、天地小口にヤケとシミ、函ナシ








沖縄女性史

2,000円 
宮城栄昌著 
沖縄タイムス 
1967年初版 
状態:天地小口にシミとヤケ、シールの剥がし跡








蠧魚庵漫章

  • 1,800円
  • 比嘉春潮著
  • 勁草書房 
  • 1971年 
  • 状態:小口少シミ






沖縄県史物語

1,000円 
新屋敷幸繁著 
月刊沖縄社 
1977年 
状態 : 背、表紙にヤケ・シミ・少破れ















沖縄文化史辞典

3,000円 
東京堂出版 
真栄田義見・三隅治雄・源武雄著
昭和47年 
状態:函ヤケ、シミ、汚れ 本体シミ














沖縄農民史

2,000円 
饒平名浩太郎著 
沖縄文教出版 
昭和48年 
状態:表紙小イタミ、シミ、ヤケ










沖縄文化史

2,000円 
阿波根朝松著 
沖縄タイムス社
昭和50年
状態:函汚れ、カバー・本体スレ、シミ









沖縄歴史物語

1,800円 
勁草書房 
山里永吉著 
1982年 
状態:ビニールカバー、本体に小シミ









沖縄を考える  大田昌秀教授退官記念論文集

1,800円 
大田昌秀先生退官記念事業会
1990年 
状態 : 天、小口にシミ











東アジア経済圏における九州・沖縄

1,000円 
J・クライナー、清成忠男、矢田俊文編 
ひるぎ社 
1995年 
状態:天に少シミ、裏表紙に少キズ















第9回アジア史学会研究大会  アジアの中の沖縄

1,000円 
アジア史学会 
2000年 
状態 :  良好


















ジュニア版 琉球・沖縄史 沖縄を知るための歴史教科書

1,200円 
新城俊昭著
編集工房 東洋企画
2008年
状態:良


【評】最も沖縄らしい本といえば、この『ジュニア版 琉球沖縄史』ではないか。歴史書の分類に入るが、専門書のような堅苦しさはない。「ジュニア版」とタイトルにあるように、中高生が読める文章である。どの県でも地方史をまとめた本はあるだろうが、気軽に読める内容のものはほとんどないだろうと思う。

オールカラーで写真、表や地図がふんだんに使われているため、視覚的にもわかりやすく飽きずに眺められる。しかも、総ページ数は360余りあり、沖縄の歴史を広い範囲で解説している。コンパクトに項目ごとにまとめられているので、気になるところだけ拾い読むこともできる。県外の方にとっても沖縄の歴史入門書として最適だろう。(T)







<古代史>

日本の古代遺跡47 沖縄

1,200円
嵩元政秀 安里嗣淳 共著 
保育社 
1993年
状態:良






<琉球王国時代>

バズィル・ホール 大琉球航海記

8,000円 
琉球新報社 
1955年再販 
状態:函背ヤケ・少破れ、シミ









首里城内の女たち

3,000円 
山里永吉著 
沖縄文教出版 
昭和47年 初版 
状態:函少キズ、シミ カバーヤケ、シミ、所有印








沖縄の英学

1,000円 
研究社 
亀川正東著 
昭和47年 
状態:表紙ヤケ、本体シミ、汚れ










沖縄の城跡

3,500円 
新城徳祐著 
緑と生活社 
昭和57年
状態:函シミ・シワ、天・小口に少シミ













ああ北山王国ー南走平家の裔たちー

1,600円 
親川光繁 
金秀本社 
昭和61年
状態 :  天に少シミ














沖縄の城ものがたり

2,000円 
知念勇 当真嗣一 金城正紀 田名真之 共著 
むぎ社 
1992年 
状態:カバー少ヤケ、少スレ









沖縄のグスクめぐり

2,000円 
監修 当真嗣一 
むぎ社 
1996年 
状態:良











首里城の起源を探る 

900円
宮野賢吉著 
那覇出版  
1998年 
状態:良













図説 琉球王国

800円 
高良倉吉、田名真之編
河出書房新社 
1999年 
状態 :  背、表紙にヤケ









外国人来琉記

1,800円 
山口栄鉄著 
琉球新報社 
2000年
状態:良












最後の琉球王国

1,000円 
比嘉朝進著 
閣文社 
2000年 
状態:天小口に少シミ

















グスク探訪ガイド 沖縄・奄美の歴史文化遺産(城)

1,200円 
名嘉正八郎著 
ボーダーインク
2002年 
状態:カバーに少キズ

【評】北は奄美諸島から南は八重山諸島まで、琉球列島に点在するグスクについて、遺構調査の結果や伝説・歴史も交え紹介している。本書に目を通し改めて感じるのはグスクの多様性である。首里城や勝連城のように史跡として整備され往時の姿を偲べるところもあれば、小さな石垣だけが残るところもあり、生い茂る草木の陰にほとんど埋もれかかっているところもある。武力や権威を誇示したというより、生活の中の祈りの痕跡のようにも思える。「城」の漢字を使うことが多いが、本土の城と同じ定義でくくれないグスクも目につく。専門家の間でも、宗教施設とする説、軍事拠点とする説、時代とともに役割が変化したとする説などさまざま。同じグスクという言葉をあてはめても、もともと役割が違っていたのかもしれない。あえて共通点を探すとすれば、変化に富んだ島の地形と海が織りなす眺望の場所に設けられることが多く、自然や時間の流れに逆らわない優しさや奥ゆかしさを感じることだろう。(T)











琉球と琉球の人々 

800円 
原著:G・スミス 
訳:山口栄鉄 新川右好 
沖縄タイムス社 
2003年 
状態:並

【評】英国国教会香港管区主教のジョージ・スミスが1950年、英船レイナード号で琉球を訪れた際、直接見聞きした体験や、琉球側から受け取った書簡などが記されているが、住民は異国人とまともに話すことを禁じられ、王府はあの手この手で英国との交流を回避しようとする姿が浮かびあがる。同書に添えられている訳者・山口栄鉄氏の解説によれば、異国との交流によって繁栄の礎を築いてきた琉球の本来のありようではなく、長年琉球を支配し異国との接触を忌み嫌う薩摩藩の指示によるとしている。(T)









太田良博著作集②ほんとの歴史を伝えたい

1,800円 
ボーダーインク 
2004年 
状態:天に少汚れ、他は良

【評】琉球王国は人口十数万程度の時代が長く続いた小国だが、多くの研究者がその歴史の謎に取り組んできた。琉球史には日本との関係では家康や秀吉など数々のビッグネームが関係し、中国や日本といったアジア諸国に始まり、幕末近くになるとペリー将軍が上陸するなど欧米諸国ともかかわり、世界史の流れが深く投影されるダイナミックな展開の一方、沖縄戦などによって多くの記録や文化財が失われたせいもあり解明されていないところが多いのも魅力だろう。

 『ほんとうの歴史を伝えたい』の著者・太田良博氏も、そんな琉球・沖縄史に魅せられた。同氏は新聞社や放送局勤務の傍ら研究を続けた成果の一つが本書であり、薩摩藩による支配と明治政府による琉球処分を中心に論じる。沖縄出身者ならば薩摩藩支配のマイナス面を強調しがちだが、プラス面も併記し歴史を客観的に評価しようとする姿勢を保つ。また、名だたる琉球史の研究者にも論拠を挙げながら果敢に挑み、「ほんとうの歴史を伝えたい」という情熱が垣間見られる。(T)













絵で解る 琉球王国 歴史と人物

1,000円 
井上秀雄 監修 
JCC出版 
2012年 
状態:良








<近代史>

近代沖縄の歩み 沖縄の百年1

1,000円 
太平出版 
新里金福・大城立裕著
1972年 本体にシミ




【評】明治100年を記念して琉球新報に掲載された連載記事を加筆・補稿してまとめられた。沖縄にとっての近代100年は、まさに紆余曲折の連蔵だった。

 1879年、沖縄は琉球王国が解体され日本の一部になったが、すんなり日本化されたわけではない。長年、政治、経済、文化あらゆる面で、中国と深い関係が続いたことから、日本化を拒む勢力も根強かった。日本政府も沖縄を固有の領土と考えたかどうか怪しい面もあった。翌1980年には、中国における商業活動の権益と引き換えに、宮古・八重山諸島を中国に譲り渡す案に合意し、調印寸前のとこにまで至っていた。

 明治期以降、日本化が進むが、沖縄人としてのアイデンティティを模索する動きが出る一方、大正末期から昭和初期にかけて「ソテツ地獄」(ソテツの実や茎しか食べ物がない恐慌状態)に陥る。1945年の沖縄戦では、沖縄本島を中心に「鉄の暴風雨」と呼ばれた米軍の激しい攻撃に見舞われ、県民の4人に1人が命を失う。その後も27年間、異民族支配が続き、島全体が米軍の基地に変貌する。(T)









近代沖縄の人びと 沖縄の百年2

1,000円 
太平出版社 
新里金福・大城立裕著
1972年 状態:函ヤケ、本体シミ




【評】明治100年を記念して、新里金福と大城立裕の両氏が琉球新報に掲載した連載記事を加筆・補稿してまとめられた。近代沖縄に影響を与えた人物を1人につき2ページから2ページ半程度と、非常にコンパクトにまとめている。人物の紹介の仕方も、特定の思想に偏らず、鉛筆でさっとデッサンするようにあっさりとしたタッチである。

 例えば、琉球王国の最後の王となった尚泰については「写真でみる国王時代の尚泰の顔は、いかにも人工的で能面のようにかたい顔である。(中略)自分の意に反して、あれこれいじくりまわされたものの不満が、その能面のような冷たい表情でうずまいているように思える」。国王の地位を退き東京で暮らようになってからは「琉球国王としてすごした長い歳月より、むしろ東京での生活の方が、尚泰にとっては幸せだったように思える。後年の尚泰の写真は、その顔から人工的な硬さを消して、いかにも自然である」とつづる。

 また、琉球処分の事実上の執行者であり琉球王国支持者からは悪の手先のようにみなされる松田道之については「口もとに大時代的なヒゲをたくわえているが、いかにも目が澄んでやさしい。彼の経歴をしらべてみると、その目もとのやさしさの秘密が解けるような気がする」と描く。彼の行動についても「琉球処分の強行、松田道之にとって、旧幕打倒と同じく、旧支配勢力排除の一環にすぎなかった。その点、彼の果たした役割は進歩的なものであった。その後、沖縄で中央政府の政策が変質したとしても、それはまた松田道之のあずかり知らぬところである」と同情的である。(T)











宮古島民 台湾遭難事件

1,800円 
宮國文雄著 
那覇出版社 
1998年 
状態:カバー少ヤケ、小口少シミ










沖縄救済論集

3,000円 
湧上聾人著 
昭和44年 
状態:函ヤケ、天地小口にヤケ、シミ










昭和の沖縄 

800円 
琉球新報社会部編 
ニライ社 
1986年 
状態:表紙・本体のヤケ、経年疲れ、背少破れ

【評】 「正月」「商業活動」など47のテーマを設け、それぞれについて戦前の昭和を中心に沖縄の歩みを振り返る。事始めや習俗の移り変わりのように、ほのぼのとしたエピソード集のテーマがある一方、沖縄が苦しんだ差別や貧困を告発する重いテーマもある。

 中でも目をひくテーマが「改姓改名」だ。本土に渡った沖縄出身者が名前を変えることがよくあったという。例えば、女性ならば「ウシー」を久子、「カマド」を安子に変更。苗字ならば、宮城をミヤグスクからミヤギへ、金城をカナグスクからキンジョウへと読み替えたり、渡久川を徳川に、仲村渠を仲村に改姓したりした。沖縄独特の名前や苗字から本土で一般的な名前や苗字にすることのよって、差別や偏見の対象になることを避けたい気持ちがあった。

 これは沖縄出身者の一方的な思い込みではなく、実体験の裏付けがある。「なにかにつけて、琉球人、琉球人と馬鹿にされた」「沖縄ブタとののしられ、着物が違う、色が黒いなどと軽蔑の言葉を投げつけられた」と証言する人もいたという。本土の紡績工場で働いた沖縄女性の境遇についてまとめた「紡績女工」でも、「“琉球”と余りにばかにされるので1年で逃げた」「差別するので沖縄出身者が集まりハンストを行い、待遇を改善させた」などの声を載せている。

 沖縄の貧困に関する項目も少なくない。「商業活動」の項目では、県外出身者である寄留商人が戦前の沖縄経済をにぎり、特に砂糖取引は県当局と結託し、莫大な利益をせしめたと指摘。「ソテツ地獄」の項目は、第1次世界大戦終結後に襲った昭和恐慌で、処理方法を誤れば中毒死するソテツで多くの沖縄の人びとが飢えをしのいだことが紹介している。(T)




<沖縄戦史>

沖縄県史第8巻 沖縄戦通史

6,000円 
琉球政府 
1971年 
状態:函ヤケ・シミ、本体ヤケ・シミ













ひめゆり教師の手紙

1,000円 
玉代勢秀子著 
ニライ社 
1988年
状態:カバー少破れ、本体に少ヤケ・シミ









八月十五日の天気図

1,400円 
矢崎好夫 
国書刊行会 
平成10年
状態:並

【評】沖縄戦にまつわる著作は数多いが、本著のように、敵を迎え撃つ現場と作戦を指示する司令部の両面からの体験から書かれたものは珍しいだろう。著者は太平洋戦争末期、海軍気象士官として昭和19年7月、沖縄の小禄基地に赴任し、米軍上陸直前の昭和20年3月、沖縄を離れる。その後は、東京を経て大分や鹿児島の航空基地に経験する。沖縄に侵攻する米軍目がけて飛び立つ特攻攻撃「菊水作戦」の出撃基地だった。

 戦争という巨大な歯車がいったん動き始めれば、数多くの無益な犠牲者が出ることがどれだけ明白であろうとも、どれだけ無益な犠牲者が出ようとも止められない。著者が終始一貫、痛感することだ。小禄基地では、戦車や自動小銃、重火器など最新兵器を備えた米軍に対して、担当部隊のまともな武器は小銃しかなく、しかも兵員の半分にも行き渡らない。銃以外で配布できたのは、1人あたり銃弾20発と手榴弾2発のみ。「無策というより無謀に等しいのではないか」と自問自答する。

 転勤命令によって小禄を出て東京へ戻ると、海軍省の軍令部作戦室で開かれる会議に参加する。海相や海軍次官ら最高首脳が出席するため、「この会議の決定で、何百名かの人命が左右されるのだから命がけの緊迫した言葉のやりとりがあってしかるべき」と期待したが、幹部が報告を受けるだけのことが多く「会議は静かすぎた。見方によれば疲れきっていたのか、とるべき積極策がないのか、いずれにしても私には期待はずれであった」。

 大分や鹿児島の航空基地では気象情報を無視した出撃命令を目の当たりにする。航空機にとって気象情報は欠かせないはず。安全に目的地にたどり着けるか。目的地で十分な成果があげられるか。しかし、詳しい気象情報を収集しようと思えば可能にもかかわらず、ほとんど無視されることが多かった。どしゃぶりの雨の中、何十機もの爆撃機に出撃命令を下し、1機も帰還しなかった。また「特攻機は重装備であり、エンジンの相対馬力は落ちているため、天候不良は非常な天敵であり足かせである」にもかかわらず、沖縄が天候不良の時に特攻機は出撃を重ねた。

 現場や専門家の意見を取り入れず、司令部だけの都合や判断だけで推し進めることで、いかに多くの犠牲を生むか恐ろしいほど実感させられる。悪しき日本の伝統は終わっているのだろうか。70年以上前のことであるが、こうした教訓がどれほど現在に生かせているか大いなる疑問が残る(T)。












秘録 沖縄戦記

1,800円 
山川泰邦著 
新星出版 
2006年
状態 :  天地・小口に少シミ













沖縄戦の全女子学徒隊

1,600円 
青春を語る会編 
フォレスト
2006年 
状態:良








<地域史>

沖縄の孤島

1,000円 
朝日新聞社編 
昭和44年 
状態:ヤケ、表紙スレ








那覇の今と昔を語る 那覇今昔の焦点

2,000円 
沖縄文教出版 
状態:函小イタミ、印、カバー破れ、ヤケ、シミ








八重山近代民衆史

1,200円 
三木健著 
三一書房 
1980年 
状態:本体に所有印










民衆史を掘る 西表炭坑紀行

1,800円 
三木健著 
本邦書房 
1983年 
状態:函少ヤケ、天小口に少シミ








ドキュメント八重山開拓移民

1,800円 
金城朝夫著 
あ〜まん企画 
1988年
状態:天にシミ

【評】石垣島をはじめとした八重山諸島は今でこそ、観光客はもちろん県外の移住者を引き付けるリゾートアイランドの一面を誇るが、琉球王国の時代から長く、多くの移住者を苦しめ葬ってきた歴史を持つ。主な原因はマラリアであり、安易な人の立ち入りを拒むジャングルであった。戦後しばらくは、過密人口の解消や食料の増産を図ろうと政府は八重山の開拓を積極的に後押しした。沖縄では終戦を機に県外から続々と引揚者が戻る一方、多くの土地が米軍基地のために奪われたこともあり、広い土地を求める人々が八重山各地に移住を始めた。しかし、マラリアに加え、資金不足、道路や水道など基盤整備の遅れ、台風や干ばつなどの自然災害もあり開拓は思うように進まず、移住地を去る人が相次いだ。金城朝夫『ドキュメント 八重山開拓移民』は、そんな歴史をつづっている。(T)








碑文が語る~名護碑文記

1,000円 
名護市教育委員会 
平成9年 
状態 : 天に少シミ










奄美  二十世紀の記録

4,000円 
越間誠著 
南方新社 
2000年  
状態 : 良








写真集やんばる100年

B5版
2,000円 
那覇出版社 
平成15年 
状態:良








<戦後史>




沖縄現代史

1,500円 
真境名安興著 
琉球新報社 
1967年 
状態:函ヤケ・スレ・割れ、本体にシミ・蔵書印











 新聞五十年

2,000円 
高嶺朝光著 
沖縄タイム   
 昭和48年 
状態 : カバー擦れ少々破れ、天と小口にヤケシミ












 報道写真 1979

1,000円 
沖縄タイムス社 
昭和54年
状態 :  小シワ、破れ












沖縄民政府 一つの時代の軌跡

2,000円 
嘉陽安春著 
久米書房 
1986年 
状態:背少破れ、表紙少ヤケスレ、天汚れシミ、小口少シミ、見開きに所有者サイン日付










悲運の島 沖縄 復帰の渦を追って

1,400円
大田政作著 
日本工業新聞社 
昭和62年 
状態:天地小口にシミ、裏の見返しにシミ、ヨレ









シンポジウム沖縄占領〜未来へ向けて〜

2,000円 
宮城悦二郎 編 
ひるぎ社 
1993年 
状態:カバー少スレ、天に少汚れ

【評】1945年に太平洋戦争が終わってから1952年にサンフランシスコ講和条約が発効するまで日本本土も占領下に置かれたが、沖縄の米軍統治とは異なる。沖縄の占領が20年長いだけでなく、質的にも異なっていた。本土の占領は米国だけでなく連合国によるものであり、「日本の民主化」という旗印が掲げられたのに対して、沖縄の占領は米軍単独であり、軍事拠点を築くというむき出しの国益が前面に出ていた。大衆文化から政治・経済まで米軍統治を多面的に検証した宮城悦二郎編『復帰20周年記念シンポジウム 沖縄占領~未来へ向けて~』には、目的達成のためには沖縄住民に容赦のない占領者としての米国の顔が表れている。(T)











沖縄・戦後放送史

2,000円 
宮城悦二郎著 
ひるぎ社 
1994年   
状態:天に少シミ












教育戦後史開封

1,000円 
福地廣昭著 
閣文社
1995年 
状態 : 天、小口にシミ汚れ

【評】沖縄の戦後史を振り返るとき、教職員活動を外すことはできないだろう。福地曠昭『教育戦後史開封 ―沖縄の教育運動を徹底検証する―』が語るように、米軍は沖縄統治や基地管理に少しでも妨げになると認めれば、容赦なく沖縄住民を排除しようとした。それに住民側が対抗できる唯一の手段が団結し意志を表明することだった。1972年の沖縄の本土復帰も、住民側の意志表示がなければ実現しなかっただろう。教職員は民間企業や他の公務員に比べ自分の意見を発言しやすい上、子供たちへの影響力も大きく、沖縄の市民運動では大きな力を持った。 実際、沖縄の本土復帰後、最初の県知事になったのは、沖縄教職員会長を務めた屋良朝苗だった。

 近年、こうした意志表示は特に教育現場では「政治的中立性」を損なう、「偏向している」として非難される傾向にある。では、政治的に中立とは何か。意志表示をしないことになる。時の政権が誤らないと、どうしていい切れようか。政権側は「法にのっとり適切に対応している」を繰り返し、メディアも本当に「適切」かどうか検証せず、政権側の主張を垂れ流す場面が多い。(T)











石川文洋 ベトナム報道35年

 1,200円 
石川文洋著 
株式会社ルック  
1998年  状態 : 良











空白の沖縄社会史

2,000円 
石原昌家著 
晩聲社 
2000年 
状態 :  良好
【評】沖縄といえば「なんくるないさー(なんとかなるさ)」に代表されるように、「楽観的」「温厚」「細かいことにこだわらない」というイメージの人が多いだろう。歴史に関心を持つ人ならば、中国と日本の間で巧みにバランスを保ちながら450年間、独立を保った琉球王国の外交政策を思い浮かべるかもしれない。しかし、石原昌家『空白の沖縄社会史 戦果と密貿易の時代』に描かれた、終戦後間もない沖縄には、したたかであり権力にひるまず果敢に挑む冒険者たちが闊歩していた。

 戦果とは、米軍倉庫から武器や資材を盗み出し売却することによって収入を得ること。戦果という言葉には、沖縄戦ではできなかった米軍への報復を、物資を盗み出すことによって叶えるという意味が込められていたようだ。密貿易とは、台湾や香港など外国はもちろん、日本本土や島々の間の貿易が厳しく規制された時期、一攫千金を目指し警察や米軍の目をかいくぐり無許可で船を使い物資を運ぶことである。

 終戦直後、生きる糧を得るための行動だったことは違いない。一方、戦時下で抑えられていた沖縄住民のエネルギーが、規制秩序が崩壊し緩んだことをきっかに爆発したとも解釈できる。密貿易や戦果をテーマにした作品には、講談社ノンフィクション賞を受賞した奥野修司『ナツコ 沖縄密貿易の女王』や、直木賞を受賞した真藤順丈『宝島』も挙げられる。(T)


















キャラウェイ旋風

2,000円 
外間完和著 
ひるぎ社     
2000年 
状態 : 天小口に少々シミ














アメリカ占領時代 沖縄言論統制史

2,400円 
門奈直樹著 
雄山閣 
平成8年 
状態:良







【評】今からちょうど15年前の2004年8月13日、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したが、8月12日付の沖縄タイムス・インタビューで、当時の知事だった稲嶺恵一氏が「(墜落)現場では警察も消防も米軍に立ち入りを規制された。日本の民間地なのに。主権国家として由々しき事態で、米国の属国のように見えた」と語った。

 「属国扱い」はたまたまではない。県外では、米国は日本と対等な同盟関係にあり、中国、ロシア、北朝鮮などの脅威に対して心強い味方と信じているかもしれないが、「属国扱い」を味わってきた沖縄では、そうした米国の顔は表向きにしか見えない。ヘリ墜落事故以前から、米軍の事故などについては県や地元警察の介入を拒み、軍にとって都合のよい情報しか外に出さず、治外法権状態を続ける状況は、今も変わっていない。

 米軍が直接統治していた1972年まではさらに露骨だった。米軍に対する批判を許さず、直接抑え込んでいたのである。そうした状況は、門奈直樹著『アメリカ占領時代 沖縄言論統制史』にまとめられている。少しでも米軍に意に沿わないと判断されれば、一般雑誌、組合機関紙から高校の文芸誌まで出版不許可となった。

 さらに、不許可の出版物を所持・配布したとして逮捕され、懲役や罰金の刑を科された人もある。米軍に批判的と見なされた新聞社は銀行融資の停止などの嫌がらせを受け、反軍デモに参加した教師や学生は、教員免許をはく奪されたり、謹慎や退学の処分を受けたりした。

 自由と人権を重んじる米国といっても、それは自国民に対して。自国民以外では勝手が違ってくる。あくまでも判断の最も重要な基準は、効率的に米国の利益を実現できるかどうかであり、それをもとに冷徹な計算を駆使して計画をたて容赦なく実行に踏み切る。トランプ政権は「米国第一主義」という色づけをされているが、以前から「米国第一主義」は貫かれてきた。トランプ政権とそれ以外の政権の違いは「第一主義」を露骨に表に出すか出さないかの違いだろう。(T)










琉球新報百十年史

3,000円 
琉球新報社 
2003年 
状態:天、小口に少シミ











軍事植民地  沖縄

1,000円 
吉田健正著 
高文研   
2007年 
状態 : 天、小口に少汚れ 、本体少ヨレ

【評】1996年、著名な軍事アナリストの言葉から本書は始まる。「『沖縄の連中はいい加減にせい』という声が出ているんです……だんだん本土側がいらだっているのです」。何にいらだつかといえば、沖縄の米軍基地への反対である。歴史的な背景をまったく無視し、意見の異なる人を頭ごなしに否定する傾向はすでに始まっていたといえよう。強まる「沖縄たたき」に大いなる疑問を感じた著者は、戦後、沖縄が米軍基地から受けた被害を振り返るとともに、米軍や日本政府の対応を分析し、サブタイトルの「日本本土との<温度差>の正体」を浮かび上がらせる。(T)













命と暮らしを守る沖縄の戦い 辺野古・高江・普天間

3,000円 
兼城淳子著 
2014年 
状態:裏表紙に折れスジ









<産業>



黎明期の海外交通史

3,800円 
東恩納寛惇著 
琉球新報社 
1969年 
状態:函、天地小口に少ヤケ、概ね良










沖縄県史 3 経済

8,000円 
国書刊行会 
1989年 
状態:背表紙に小さく虫食い













琉球山原船 水運の展開

3,000円 
池野茂著 
ロマン書房 
1994年
状態:天・小口少シミ

【評】題名のとおり、ヤンバル地方(沖縄本島北部)の水運史を振り返るが、その中で興味深いのは、共同売店が山原船の運航を手掛けた点である。

 共同売店は、集落の住民が共同で出資・運営する小売店舗であり、現在でもヤンバルを中心に残る集落は少なくない。交通の便が悪い地域では個人での買い物が難しいことから、共同で購入し販売する仕組みとして設立された。地域によっては、商品の流通ルートを外部資本に独占的に握られ、住民は高い値段をふっかけられ搾取されたため、これを防ぐ意味合いもあったという。

 こうした経緯から各地で共同売店が設けられたことは聞いていたが、商品を運んだり地域の産品を出荷したりするために、独自に船まで運行していたことは初めて知った。生活を良くしようと地域住民がいかに結束したかを物語っていよう。歴史といえば、中央の権力者の言動ばかりに注目するが、庶民の暮らしに起きる変化にもっと光を当てる必要があることを痛感する。

 何年か前、沖縄国際大学の研究室が主催するツアーで、1906年最初に共同売店を設立した本島最北端の奥集落を訪ねたが、共同売店は今も続き、特産品のお茶の生産、宿泊施設の運営、町おこしイベントなどと連携させていることを聞き印象に残っている。(T)









琉球の郵便物語

1,600円 
金城康全著 
ボーダーインク
1998年 
状態 : 背少ヤケ









世界初 黒蝶真珠誕生物語

1,200円 
大浜英祐著 
平成12年 
状態:良









<女性>


沖縄女性史

2,000円 
宮城栄昌著 
沖縄タイムス 
1967年初版 
状態:天地小口にシミとヤケ、シールの剥がし跡








沖縄の女たち 女性の人権と基地・軍隊

1,400円 
高里鈴代著 
明石書店 
1996年 
状態:天・小口にシミ

【評】中国や北朝鮮との緊張関係の高まりを背景に、わが国では軍事力が存在感を増している。「隣国に対抗してもっと軍事力を強化せよ」や「攻撃される前に攻撃せよ」と勇ましい声が上がる一方、「やはり米軍抜きには国は守れない」という呟きも聞こえてくる。いずれにせよ、軍事力は国民を守るという建前にしか目を向けていない。

 大きな被害をもたらしてきた歴史があるのも事実だ。それを告発しているのが、高里鈴代著『沖縄の女たち 女性の人権と基地・軍隊』である。軍隊という男性中心の組織では、性のはけ口を駐留地域の女性に求め、人権よりも組織の論理が優先されることもあり、性犯罪は軽く扱われる傾向があった。しかもほかの犯罪に比べ、性犯罪は被害者が声をあげにくいため表に出にくい。復帰前の沖縄のように貧困層の多い地域では、他の仕事に比べ確実に高い収入が得られる性産業に女性が向かわざるを得ず、客との間に入る仲介業者からも搾取される構造が生まれた。

 沖縄探見社編『基地と性暴力』も、沖縄における基地と性暴力の歴史について解説している。(T)








歓楽郷 辻情話史集

4,000円 
来如雀 
渡嘉敷錦水 共著 
沖縄郷土文化研究所 
昭和45年重版 
状態:函背ヤケ、天・小口ヤケ、シミ







性 to 生 ジェンダーのはざまから

1,000円 
竹下小夜子著 
沖縄タイムス社 
1998年 
状態:署名、天小口に少シミ








<人物>


沖縄の先人たち

800円 
沖縄の先人たち編集委員会編 
沖縄教育出版 
昭和57年 
状態:背ヤケ、天小口ヤケ・シミ











蔡温 伝記と思想

2,000円 
真栄田義見著 
文教図書 
1976年
状態:函ヤケ、シミ 本体少シミ、ヤケ

【評】蔡温(さいおん)は琉球王国時代の郷土の偉人として広く県民に知られている。那覇市国際通りにはその名を冠した蔡温橋があり、彼の後世に伝わる功績や逸話も数知れない。

 久米村出身、三十六姓の子孫の彼は琉球王国時代の三司官と呼ばれる官吏トップにまで登りつめた。治山治水でその手腕を発揮、羽地大川の大改修工事による穀倉地帯の保全の成功などは、多くの人の知るところである。

 伝記編では、彼の自叙伝(王府時代に自叙伝を書いたのは蔡温ただ1人)や資料を紐解きながら、また著者の真栄田の推察を混じえ、蔡温の姿を描き出す。生涯三度の結婚歴のうち病で死別したニ番目の妻マニクダルへの詩では、その哀切に満ちた心情を吐露し、国文学者の平敷屋朝敏疑獄事件では15人の処刑を断行する厳格さを見せる。

 後半の思想編では、蔡温の風水師としての意外な一面が明され、そして27歳、35歳と二度の渡唐は、多大な思想的影響を受ける名の知れぬ隠者や印度僧との邂逅を生む。これを契機に陽明の哲学と仏教が彼の思想の根底となり、その後の政治に携わる姿勢を支えた。特に晩年の著述においてはその思想が顕著に現れる。

 しかしながら著者の真栄田は蔡温の行為と言説との間に矛盾があるとして、こう問いただす。「陽明学の色濃い『蓑翁片言』で権力の虚構性をつきながら、自らが権力の虚構のあぐらをかいて、平敷屋朝敏一党を処刑したではないか。」

 著者は蔡温の矛盾を突きながらも、また「蔡温の思想には複雑な分析を必要とするものがある。(中略)平敷屋朝敏処刑には多面的批判が必要で単純な論断は避けねばならない。」と、どうやら真栄田も蔡温の思想的世界に彷徨い、出口を見い出せずにいるようだ。

 思想編における陽明学と仏教、そして道教までもをめぐる言説は、著者と共に哲人蔡温の思想世界の輪郭を探り出そうという旅であり、この著書の大きな魅力のひとつである。(Y)








王堂チェンバレン その琉球研究の記録

2,000円 
山口栄鉄 編訳 
琉球文化社 
1976年 
状態:天・小口ヤケ、シミ














時代を開く 儀間真常 人と功績

1,400円
田名真之著 
那覇出版社 
1994年 
状態:背ヤケ、天少シミ












 比屋根安定  草分け時代の宗教史家

1,000円 
寺崎暹著 
リブロポート
1995年 
状態 : 並














素顔の伊波普猷

1,200円 
比嘉美津子著 
ニライ社
1997年 
状態 : 天にシミ












沖縄 文化・芸能 人名録

1,600円 
沖縄タイムス社 
1998年  
状態 : 背ヤケ、シミ











英人日本学者チェンバレンの研究

2,400円 
山口栄鉄著 
沖積舎 
2010年 
状態:良