このページでは、沖本屋古書部門の商品のうち、「沖縄の社会・歴史」に関する本をテーマごとにまとめ紹介しています。各テーマの中では基本的に、発刊の年が古い順に並べ、下に行くほど発刊年は新しくなります。


古書販売部責任者 ヨギ ユタカ

沖縄県公安委員会古物商許可 

第971010000246号

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<沖縄通史・評論>


琉球の研究

8,000円 
加藤三吾著 
文一路社 
昭和16年 
状態:背表紙に大小5つの虫食い穴、天地小口にヤケとシミ、函ナシ







沖縄女性史

2,000円 
宮城栄昌著 
沖縄タイムス 
1967年初版 
状態:天地小口にシミとヤケ、シールの剥がし跡








蠧魚庵漫章

  • 1,800円
  • 比嘉春潮著
  • 勁草書房 
  • 1971年 
  • 状態:小口少シミ






沖縄文化史辞典

3,000円 
東京堂出版 
真栄田義見・三隅治雄・源武雄著
昭和47年 
状態:函ヤケ、シミ、汚れ 本体シミ











沖縄農民史

2,000円 
饒平名浩太郎著 
沖縄文教出版 
昭和48年 
状態:表紙小イタミ、シミ、ヤケ










沖縄文化史

2,000円 
阿波根朝松著 
沖縄タイムス社
昭和50年
状態:函汚れ、カバー・本体スレ、シミ









沖縄歴史物語

1,800円 
勁草書房 
山里永吉著 
1982年 
状態:ビニールカバー、本体に小シミ









東アジア経済圏における九州・沖縄

1,000円 
J・クライナー、清成忠男、矢田俊文編 
ひるぎ社 
1995年 
状態:天に少シミ、裏表紙に少キズ











太田良博著作集②ほんとの歴史を伝えたい

1,800円 
ボーダーインク 
2004年 
状態:天に少汚れ、他は良








ジュニア版 琉球・沖縄史 沖縄を知るための歴史教科書

1,200円 
新城俊昭著
編集工房 東洋企画
2008年
状態:良


【評】最も沖縄らしい本といえば、この『ジュニア版 琉球沖縄史』ではないか。歴史書の分類に入るが、専門書のような堅苦しさはない。「ジュニア版」とタイトルにあるように、中高生が読める文章である。どの県でも地方史をまとめた本はあるだろうが、気軽に読める内容のものはほとんどないだろうと思う。

オールカラーで写真、表や地図がふんだんに使われているため、視覚的にもわかりやすく飽きずに眺められる。しかも、総ページ数は360余りあり、沖縄の歴史を広い範囲で解説している。コンパクトに項目ごとにまとめられているので、気になるところだけ拾い読むこともできる。県外の方にとっても沖縄の歴史入門書として最適だろう。(T)







<古代史>

日本の古代遺跡47 沖縄

1,200円
嵩元政秀 安里嗣淳 共著 
保育社 
1993年
状態:良






<琉球王国時代>

バズィル・ホール 大琉球航海記

8,000円 
琉球新報社 
1955年再販 
状態:函背ヤケ・少破れ、シミ









首里城内の女たち

3,000円 
山里永吉著 
沖縄文教出版 
昭和47年 初版 
状態:函少キズ、シミ カバーヤケ、シミ、所有印








沖縄の英学

1,000円 
研究社 
亀川正東著 
昭和47年 
状態:表紙ヤケ、本体シミ、汚れ










沖縄の城跡

3,500円 
新城徳祐著 
緑と生活社 
昭和57年
状態:函シミ・シワ、天・小口に少シミ








沖縄の城ものがたり

2,000円 
知念勇 当真嗣一 金城正紀 田名真之 共著 
むぎ社 
1992年 
状態:カバー少ヤケ、少スレ










首里城の起源を探る 

900円
宮野賢吉著 
那覇出版  
1998年 
状態:良








外国人来琉記

1,800円 
山口栄鉄著 
琉球新報社 
2000年
状態:良








最後の琉球王国

1,000円 
比嘉朝進著 
閣文社 
2000年 
状態:天小口に少シミ









グスク探訪ガイド 沖縄・奄美の歴史文化遺産(城)

1,200円 
名嘉正八郎著 
ボーダーインク
2002年 
状態:カバーに少キズ








琉球と琉球の人々 

800円 
原著:G・スミス 
訳:山口栄鉄 新川右好 
沖縄タイムス社 
2003年 
状態:並






絵で解る 琉球王国 歴史と人物

1,000円 
井上秀雄 監修 
JCC出版 
2012年 
状態:良








<近代史>

近代沖縄の歩み 沖縄の百年1

1,000円 
太平出版 
新里金福・大城立裕著
1972年 本体にシミ




【評】明治100年を記念して琉球新報に掲載された連載記事を加筆・補稿してまとめられた。沖縄にとっての近代100年は、まさに紆余曲折の連蔵だった。

 1879年、沖縄は琉球王国が解体され日本の一部になったが、すんなり日本化されたわけではない。長年、政治、経済、文化あらゆる面で、中国と深い関係が続いたことから、日本化を拒む勢力も根強かった。日本政府も沖縄を固有の領土と考えたかどうか怪しい面もあった。翌1980年には、中国における商業活動の権益と引き換えに、宮古・八重山諸島を中国に譲り渡す案に合意し、調印寸前のとこにまで至っていた。

 明治期以降、日本化が進むが、沖縄人としてのアイデンティティを模索する動きが出る一方、大正末期から昭和初期にかけて「ソテツ地獄」(ソテツの実や茎しか食べ物がない恐慌状態)に陥る。1945年の沖縄戦では、沖縄本島を中心に「鉄の暴風雨」と呼ばれた米軍の激しい攻撃に見舞われ、県民の4人に1人が命を失う。その後も27年間、異民族支配が続き、島全体が米軍の基地に変貌する。(T)









近代沖縄の人びと 沖縄の百年2

1,000円 
太平出版社 
新里金福・大城立裕著
1972年 状態:函ヤケ、本体シミ




【評】明治100年を記念して、新里金福と大城立裕の両氏が琉球新報に掲載した連載記事を加筆・補稿してまとめられた。近代沖縄に影響を与えた人物を1人につき2ページから2ページ半程度と、非常にコンパクトにまとめている。人物の紹介の仕方も、特定の思想に偏らず、鉛筆でさっとデッサンするようにあっさりとしたタッチである。

 例えば、琉球王国の最後の王となった尚泰については「写真でみる国王時代の尚泰の顔は、いかにも人工的で能面のようにかたい顔である。(中略)自分の意に反して、あれこれいじくりまわされたものの不満が、その能面のような冷たい表情でうずまいているように思える」。国王の地位を退き東京で暮らようになってからは「琉球国王としてすごした長い歳月より、むしろ東京での生活の方が、尚泰にとっては幸せだったように思える。後年の尚泰の写真は、その顔から人工的な硬さを消して、いかにも自然である」とつづる。

 また、琉球処分の事実上の執行者であり琉球王国支持者からは悪の手先のようにみなされる松田道之については「口もとに大時代的なヒゲをたくわえているが、いかにも目が澄んでやさしい。彼の経歴をしらべてみると、その目もとのやさしさの秘密が解けるような気がする」と描く。彼の行動についても「琉球処分の強行、松田道之にとって、旧幕打倒と同じく、旧支配勢力排除の一環にすぎなかった。その点、彼の果たした役割は進歩的なものであった。その後、沖縄で中央政府の政策が変質したとしても、それはまた松田道之のあずかり知らぬところである」と同情的である。(T)











宮古島民 台湾遭難事件

1,800円 
宮國文雄著 
那覇出版社 
1998年 
状態:カバー少ヤケ、小口少シミ







<沖縄戦史>

沖縄県史第8巻 沖縄戦通史

6,000円 
琉球政府 
1971年 
状態:函ヤケ・シミ、本体ヤケ・シミ









八月十五日の天気図

1,400円 
矢崎好夫 
国書刊行会 
平成10年
状態:並












沖縄戦の全女子学徒隊

1,600円 
青春を語る会編 
フォレスト
2006年 
状態:良








<地域史>

沖縄の孤島

1,000円 
朝日新聞社編 
昭和44年 
状態:ヤケ、表紙スレ








那覇の今と昔を語る 那覇今昔の焦点

2,000円 
沖縄文教出版 
状態:函小イタミ、印、カバー破れ、ヤケ、シミ













民衆史を掘る 西表炭坑紀行

1,800円 
三木健著 
本邦書房 
1983年 
状態:函少ヤケ、天小口に少シミ








ドキュメント八重山開拓移民

1,800円 
金城朝夫著 
あ〜まん企画 
1988年
状態:天にシミ







写真集やんばる100年

B5版
2,000円 
那覇出版社 
平成15年 
状態:良










<戦後史>

沖縄民政府 一つの時代の軌跡

2,000円 
嘉陽安春著 
久米書房 
1986年 
状態:背少破れ、表紙少ヤケスレ、天汚れシミ、小口少シミ、見開きに所有者サイン日付






昭和の沖縄 

800円 
琉球新報社会部編 
ニライ社 
1986年 
状態:表紙・本体のヤケ、経年疲れ、背少破れ








シンポジウム沖縄占領〜未来へ向けて〜

2,000円 
宮城悦二郎 編 
ひるぎ社 
1993年 
状態:カバー少スレ、天に少汚れ






沖縄・戦後放送史

2,000円 
宮城悦二郎著 
ひるぎ社 
1994年   
状態:天に少シミ







アメリカ占領時代 沖縄言論統制史

2,400円 
門奈直樹著 
雄山閣 
平成8年 
状態:良







【評】今からちょうど15年前の2004年8月13日、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したが、8月12日付の沖縄タイムス・インタビューで、当時の知事だった稲嶺恵一氏が「(墜落)現場では警察も消防も米軍に立ち入りを規制された。日本の民間地なのに。主権国家として由々しき事態で、米国の属国のように見えた」と語った。

 「属国扱い」はたまたまではない。県外では、米国は日本と対等な同盟関係にあり、中国、ロシア、北朝鮮などの脅威に対して心強い味方と信じているかもしれないが、「属国扱い」を味わってきた沖縄では、そうした米国の顔は表向きにしか見えない。ヘリ墜落事故以前から、米軍の事故などについては県や地元警察の介入を拒み、軍にとって都合のよい情報しか外に出さず、治外法権状態を続ける状況は、今も変わっていない。

 米軍が直接統治していた1972年まではさらに露骨だった。米軍に対する批判を許さず、直接抑え込んでいたのである。そうした状況は、門奈直樹著『アメリカ占領時代 沖縄言論統制史』にまとめられている。少しでも米軍に意に沿わないと判断されれば、一般雑誌、組合機関紙から高校の文芸誌まで出版不許可となった。

 さらに、不許可の出版物を所持・配布したとして逮捕され、懲役や罰金の刑を科された人もある。米軍に批判的と見なされた新聞社は銀行融資の停止などの嫌がらせを受け、反軍デモに参加した教師や学生は、教員免許をはく奪されたり、謹慎や退学の処分を受けたりした。

 自由と人権を重んじる米国といっても、それは自国民に対して。自国民以外では勝手が違ってくる。あくまでも判断の最も重要な基準は、効率的に米国の利益を実現できるかどうかであり、それをもとに冷徹な計算を駆使して計画をたて容赦なく実行に踏み切る。トランプ政権は「米国第一主義」という色づけをされているが、以前から「米国第一主義」は貫かれてきた。トランプ政権とそれ以外の政権の違いは「第一主義」を露骨に表に出すか出さないかの違いだろう。(T)




光源を求めて 戦後50年と私  

1,400円 
大城立裕著 
沖縄タイムス 
1997年 
状態:天・小口に少汚れ













命と暮らしを守る沖縄の戦い 辺野古・高江・普天間

3,000円 
兼城淳子著 
2014年 
状態:裏表紙に折れスジ









<産業>

琉球山原船 水運の展開

3,000円 
池野茂著 
ロマン書房 
1994年
状態:天・小口少シミ

【評】題名のとおり、ヤンバル地方(沖縄本島北部)の水運史を振り返るが、その中で興味深いのは、共同売店が山原船の運航を手掛けた点である。

 共同売店は、集落の住民が共同で出資・運営する小売店舗であり、現在でもヤンバルを中心に残る集落は少なくない。交通の便が悪い地域では個人での買い物が難しいことから、共同で購入し販売する仕組みとして設立された。地域によっては、商品の流通ルートを外部資本に独占的に握られ、住民は高い値段をふっかけられ搾取されたため、これを防ぐ意味合いもあったという。

 こうした経緯から各地で共同売店が設けられたことは聞いていたが、商品を運んだり地域の産品を出荷したりするために、独自に船まで運行していたことは初めて知った。生活を良くしようと地域住民がいかに結束したかを物語っていよう。歴史といえば、中央の権力者の言動ばかりに注目するが、庶民の暮らしに起きる変化にもっと光を当てる必要があることを痛感する。

 何年か前、沖縄国際大学の研究室が主催するツアーで、1906年最初に共同売店を設立した本島最北端の奥集落を訪ねたが、共同売店は今も続き、特産品のお茶の生産、宿泊施設の運営、町おこしイベントなどと連携させていることを聞き印象に残っている。(T)








世界初 黒蝶真珠誕生物語

1,200円 
大浜英祐著 
平成12年 
状態:良









<女性>

沖縄の女たち 女性の人権と基地・軍隊

1,400円 
高里鈴代著 
明石書店 
1996年 
状態:天・小口にシミ








歓楽郷 辻情話史集

4,000円 
来如雀 
渡嘉敷錦水 共著 
沖縄郷土文化研究所 
昭和45年重版 
状態:函背ヤケ、天・小口ヤケ、シミ







性 to 生 ジェンダーのはざまから

1,000円 
竹下小夜子著 
沖縄タイムス社 
1998年 
状態:署名、天小口に少シミ








<人物>


沖縄の先人たち

800円 
沖縄の先人たち編集委員会編 
沖縄教育出版 
昭和57年 
状態:背ヤケ、天小口ヤケ・シミ







蔡温 伝記と思想

2,000円 
真栄田義見著 
文教図書 
1976年
状態:函ヤケ、シミ 本体少シミ、ヤケ

【評】蔡温(さいおん)は琉球王国時代の郷土の偉人として広く県民に知られている。那覇市国際通りにはその名を冠した蔡温橋があり、彼の後世に伝わる功績や逸話も数知れない。

 久米村出身、三十六姓の子孫の彼は琉球王国時代の三司官と呼ばれる官吏トップにまで登りつめた。治山治水でその手腕を発揮、羽地大川の大改修工事による穀倉地帯の保全の成功などは、多くの人の知るところである。

 伝記編では、彼の自叙伝(王府時代に自叙伝を書いたのは蔡温ただ1人)や資料を紐解きながら、また著者の真栄田の推察を混じえ、蔡温の姿を描き出す。生涯三度の結婚歴のうち病で死別したニ番目の妻マニクダルへの詩では、その哀切に満ちた心情を吐露し、国文学者の平敷屋朝敏疑獄事件では15人の処刑を断行する厳格さを見せる。

 後半の思想編では、蔡温の風水師としての意外な一面が明され、そして27歳、35歳と二度の渡唐は、多大な思想的影響を受ける名の知れぬ隠者や印度僧との邂逅を生む。これを契機に陽明の哲学と仏教が彼の思想の根底となり、その後の政治に携わる姿勢を支えた。特に晩年の著述においてはその思想が顕著に現れる。

 しかしながら著者の真栄田は蔡温の行為と言説との間に矛盾があるとして、こう問いただす。「陽明学の色濃い『蓑翁片言』で権力の虚構性をつきながら、自らが権力の虚構のあぐらをかいて、平敷屋朝敏一党を処刑したではないか。」

 著者は蔡温の矛盾を突きながらも、また「蔡温の思想には複雑な分析を必要とするものがある。(中略)平敷屋朝敏処刑には多面的批判が必要で単純な論断は避けねばならない。」と、どうやら真栄田も蔡温の思想的世界に彷徨い、出口を見い出せずにいるようだ。

 思想編における陽明学と仏教、そして道教までもをめぐる言説は、著者と共に哲人蔡温の思想世界の輪郭を探り出そうという旅であり、この著書の大きな魅力のひとつである。(Y)



王堂チェンバレン その琉球研究の記録

2,000円 
山口栄鉄 編訳 
琉球文化社 
1976年 
状態:天・小口ヤケ、シミ










英人日本学者チェンバレンの研究

2,400円 
山口栄鉄著 
沖積舎 
2010年 
状態:良