照明弾が金武町の民間地に

 金武町といえば、沖縄県内では数少ない稲作地帯である。おかげで写真のように、田んぼに棲む小動物を餌とする鳥たちの姿をよく見かける。その伊芸区の田んぼで、12月5、6日と相次いで米軍の照明弾が計3個見つかった。5日発見された照明弾はパラシュートとワイヤーが付いた円筒形で、直径5.5センチ、長さ9センチ、重さ250グラムという。

 伊芸区はもともと、米軍の実弾訓練施設があるキャンプハンセンに隣接するが、照明弾が見つかった地点は、最も民家に近いものは50メートルしか離れていない。米軍の流れ弾や破片などが伊芸区で見つかることは今回が初めてではない。1956年以降、分かっているだけでも40件余りの事件・事故が起きている。2008年には、民家の車に流れ弾が当たっていた。

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