華やかな遊郭文化を伝えるじゅり馬行列

 鮮やかな黄色の着物を羽織った女性たちが、馬首をかたどった木の板を体の前に付けて隊列を組んで現れる。馬首に結わえた紅白の手綱を両手に持ちながら鈴を鳴らし「ユイユイ」と明るい掛け声をあげて踊ると、腰の近くまで垂らした真っ青な鉢巻きの両端は、長い着物の袖とともに蝶が舞うように軽やかに揺れる。那覇市辻では今日(旧暦の1月20日)110人の女性が参加し、じゅり馬行列が披露された。

 戦前、辻に遊郭があった時はじゅり(遊女)3000人が、旧暦の二十日正月には念入りに化粧をして競うように着飾り、通りを踊りながら練り歩いた。その華やかさから多くの観客を集め、ハーリー、大綱挽とならび那覇の三大行事と呼ばれた。戦後になると遊郭は消滅、じゅり馬行列も途絶えた時期もあったが、貴重な地域文化を継承しようと、2000年から地元が中心になって復活させている。

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