台風8号の異質な感触

 8月23日朝の段階では、空はどんより曇っているものの、雨は降らず風もほとんど吹いていない。24時間以内に台風8号が沖縄本島南部に最接近するらしいが、そんな気配は感じない。一方、天気予報で気になるのが、最接近を過ぎても半日以上、暴風雨が続くことだ。晴れ間は翌日の25日にならないと期待できない。台風が遠ざかっているにもかかわらず、しばらく強い雨風が続くことは最近多くなっているように思える。

 台風に限らないことだが、このところ豪雨は予兆もなく静かに忍び寄り、いったん始まると激しく、しかもめりはりがなく、まとわりつくように続く。長引く新型コロナの感染と似てなくもない。気候変動の影響か。台風が過ぎた後すぐに訪れた爽やかな空気と鮮やかな青い空のあの感触はどこに行ってしまったのだろうか。(T)

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