女子学徒が語る沖縄戦の実態
沖縄戦で看護要員として駆り出された女子学生といえば、ひめゆり学徒隊が有名だが、それ以外にも多くの女子学生が戦争に送り込まれている。青春を語る会編『沖縄戦の全女子学徒隊』では、沖縄本島から石垣島まで10の女学校を紹介するとともに、その生徒たちが戦場で何を見て何を感じたかが語られている。彼女たちの大半は、勇ましさを求める男社会と無縁であり、病傷兵たちが次々と送りこまれる野戦病院が職場。人の尊厳や命の軽さを痛感させられる戦争の実態が浮き彫りにされている。(T)
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