東京化する那覇の夏
今年の夏は例年と違う。これまでならば、夏でも日陰に入れば涼しく感じたが、今年は日陰でもむっとする暑さ。東京の夏のように街全体に熱の逃げ場がなく、フライパンの上を歩くような不快感が漂う。実際、数字の上にも異常さは表れ、7月13日~15日は108年ぶりとなる3日連続の猛暑日であり、同月19日は観測史上最高の36度を記録した。
今日(8月7日)は休みなので午前中、新都心公園周辺を歩いたが、セミの鳴き声をほとんど聞かなかった。今日に限らずセミの鳴き声が弱い気がする。一方、街路樹のホウオウボクは例年、春から初夏にかけてオレンジや赤の花が目立つが、今年は夏真っ盛りの今、満開に近い木が多い。沖縄に限らず、全国的に気候の歯車が狂い始めていることは確かだろう。