沖縄も感染拡大に歯止めがかからず
11月29日、首里城を訪れたが、観光客の大半はマスクをつける光景が見られた。一般の住民もスーパーなどの公共スペースではマスクをつけ手のアルコール消毒を欠かさない。多くの国民はかなり感染予防に気を使っている。にもかわらず、前日の28日、沖縄県の新規感染者確認数は78人と増加傾向に歯止めがかからない。北海道、東京、大阪などの大都市の感染拡大が目立つが、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数では沖縄は全国4位であり、かなり厳しい状況だ。
全国各地で、新規感染数が過去最高を更新し医療体制のひっ迫が叫ばれているにもかかわらず、相変わらず政府は「うがいや手洗い、マスク着用の徹底、3密を避けろ」を繰り返すばかり。どうやってこれだけ拡大した感染を収束させるか地図を描けていない。街全体に広がっている火災を、「頑張ってバケツの水をかけて消せ」と言われているような絶望感が漂う。(T)