「袋中上人と琉球の熊野信仰」など 沖縄文化研究13

 袋中上人といえばエイサーの元祖のように語られることが多いが、琉球王国時代の宗教状況を解説した『琉球神道記』の著者としても知られる。その中で琉球では熊野権現に関連した神社が多いことを指摘している。上人自身が熊野信仰と密接な関係が推察されるほか、補陀落僧として日秀上人が熊野から金武湾に漂着したとされる。こうした熊野と琉球のつながりをたどる論文「袋中上人と琉球の熊野信仰」のほか、「琉球救国運動と日本・清国」「戦時沖縄の防諜について」「八重山民謡の楽式」「漁村・糸満における地域共同体としての『門』の形成と機能」などの論文を掲載する。(T)

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