大浦湾側の工事はあまり進まず 5年ぶりの辺野古 ①
コロナ禍が収まり時間に余裕ができたこともあり12月11日、米軍新基地の建設が進められる名護市辺野古を5年ぶりに訪ねた。辺野古側は5年前、土砂が盛んに搬入されていたが、この日は護岸が完成しているらしく土砂搬入の機材やトラックの姿はなかった。新基地反対派らしいカヌーの一団が沖合に向って漕ぐ横で、エンジンのついたゴムボート7,8隻が、威嚇するかのような大きな音をたてながらグルグル回っていた。暴走族が爆音を鳴らしながら示威行動をとる姿が思い浮かんだ。ゴムボートはカヌーに襲いかかるかと思っていると、順次海岸に戻る。どうやら、反対派の取り締まりとは関係なく、米兵の訓練のようだ。一方、大浦湾側に回ると、対岸から見る限りは5年前とほとんど変わっていないという印象だ。浮かぶ船の形状や位置は変化しているが、軟弱地盤が見つかり工事があまり進展していないようだ。(T)