深作欣二監督を思い出す

 今日1月12日は深作欣二監督の命日である。亡くなる2年前、映画「バトル・ロワイアル」のプロモーションのために米国・ロサンゼルスを訪れた時、お話を聞いたことを思い出した。写真のサイン入りTシャツはその時に監督からいただいたものだ。強面のイメージとは異なり、質問にはとつとつと丁寧に語ってくれていた。「暴力は弱者の抵抗」という言葉が印象に残る。「仁義なき戦い」をはじめ「暴力」にこだわった監督ならではの言葉だろう。前の投稿で紹介した『血・骨』とは性格が違うものの、暴力は体の奥深くに潜み危険な輝きを放つという意味では共通するものがあるかもしれない。

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