再び新規感染者数が全国最多

 10月3日、沖縄県では新型コロナウイルスの感染者29人を確認、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が25日ぶりに全国最多となった。翌4日も新規感染者20人が見つかり、新規感染者数は9日連続で2桁を記録。この日も直近1週間の10万人当たりでは全国最多が続いた。

 新規感染者が爆発的増加しているとはいえないものの、高止まりまたは増加傾向を示し、9月下旬の4連休で人の移動が活発化した影響が疑われる。ところが、菅政権に変わってから、感染に関する新たな政府の見解やメッセージはほとんど聞こえてこない。10月1日から東京が「GO TOキャンペーン」の対象に入るなど、経済活動の回復に向けた動きばかりが目立つ。いつまでもコロナを恐れて活動を控えてばかりでは生活が立ち行かなくなるが、寒く乾燥する冬場に向けてさらなる感染拡大やインフルとの二重流行が心配される中、新たな対策や心構えに触れず楽観的な空気ばかりが広がることには不安が増す。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です