シーサーの日に「全国最多」

 4月3日は語呂合わせで「シーサーの日」。琉球王国時代から焼物の町として知られる壼屋では、この日にちなみ那覇市立壼屋焼物博物館の無料公開、シーサー制作の実演や国指定重要文化財「新垣家住宅」の一般公開などが行われるせいか、ふだんに比べて人出が多いようだ。新垣家は壼屋でも最も古い家系の一つであり、壼屋陶工の住宅様式を今に残すが、屋敷内にある東ヌ窯が豪雨や老朽化によって崩落したため、2009年から修理や防災工事が進められてきた。

 壼屋は自宅から気軽に歩いていける距離ながら、古い沖縄の雰囲気が残る場所。活気が戻ることは好ましいことだが、新型コロナウイルスが再拡大する兆候もあり喜んでばかりいられない。同日の県の発表では、新規感染者数は117人を数え、県内の直近1週間(3月27日~4月2日)における人口10万人当たりの新規感染者数は41.27人と全国最多を記録した。(T)

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