緊急事態宣言が3カ月に及ぶ沖縄

 沖縄県では今日(7月12日)から8月22日まで緊急事態宣言が再延長されることになった。途中解除がなければ、宣言の期間は3カ月に及ぶが、対策の柱は相変わらず、飲食店における酒類の提供自粛である。まん延防止等重点措置の指定期間を含めると、酒類の提供制限はすでに現時点で3カ月を経過。ダラダラ感は強くなるばかりで、あまり効果を発揮しているようには思えない。毎日発表される新規感染者数は少なくなっているものの、減少ペースは緩やかであり人口当たりでは全国トップレベルにとどまる(11日時点では東京に次いで2位)。

 那覇市内の繁華街を週末歩いてみると、県の自粛要請に従わず、店を開け酒類を提供するところがちらほら見られる。その多くがかなり混雑し客どうしの距離が近い。しかもマスクなどの感染対策をする客はほとんどいない。これならば、感染対策をきっちり講じる店に対しては、酒類の提供を認めた方が安全ではないかという気がする。いずれにせよ、感染が広まってから1年以上が経過し、自粛要請や緊急事態宣言が長期化していることを踏まえ、新たな対策が必要なことは確かだ。(T)

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