キナ臭ささは沖縄にも?

 今日(3月11日)は最高気温が20度を超え、過ごしやすい一日となった。ここ1週間の天気予報を見ても同じような天候が続くらしく沖縄は本格的に春、初夏を迎えるだろう。ただ、軽やかな気分になる雰囲気ではない。新型コロナの新規感染者数は減少傾向を示すものの、今週は600~800人あたりを推移し依然高いレベルである。おまけにロシアの暴力的なウクライナ侵攻が続き終結する気配はない。これに伴う経済混乱や物価高はさらに拡大し長期化は避けられまい。

 加えて、アジアの発火点になりかねない地域に国内で最も近いのが沖縄である。ウクライナ侵攻以前から、沖縄を含む南西諸島では自衛隊と在日米軍の連携強化が唱えられてきた。侵攻後は沖縄が名指しされないが、米軍との核共有など軍事力拡大の議論が噴出し始めた。だが、それらはアフガンからの米軍撤退やロシア軍のウクライナ侵攻を現実的に捉えているのだろうか。中途半端な核兵器が抑止力になるかどうか、核保有国であるはずの英国やフランスがロシアと交渉した流れを振り返れば自ずと結論が見えてくる。米軍を当てにした抑止力が役立つか、冷静に判断すべき時期に来ていよう。

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