那覇新都心ではセミの大合唱

 那覇市の新都心公園を朝歩くと、セミの大合唱が始まっていた。市内でも他の場所ではセミの声はほとんど聞かず、新都心は早いのかもしれない。公園の東屋にあるコンクリートの椅子をふと見ると、セミの抜け殻がついていた。脱皮前とはいえ、こんな小さな虫が、あんなに大きな音を出せる不思議を改めて感じる。

 それにしても、真っ白く塗られ、周囲に隠れるところがないコンクリートの柱を這い上がる姿を想像すると何とも健気である。人間に置き換えれば、高層マンションをよじ登るような高さだろう。しかも脱皮という、外部から無防備な時間を過ごすには、あまりふさわしくない場所。たまたま迷い込んでのかもしれない。しかし、成虫になる時間が迫っていて他に選択肢はなく、何とか一番上までくると羽ばたいていったのだろう。(T)

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