読みにくくなった沖縄の天気

 かつては「台風一過」という言葉のように、台風が過ぎれば翌日から空は晴れて爽やかな空気が漂っていたが、最近は外出できないような荒れた天気が長引く傾向にあるようだ。進歩しているはずの科学をもってしても、台風の進路を読みにくく、どれだけ影響が長引くか予測しにくい。特に今回の台風6号は7月31日午後から暴風が始まり、8月1日、2日と家の中に缶詰状態。3日、4日と買い出しに出かけられたが、スーパーはかなり品薄状態で、買えるものが限られていた。特に4日は大型スーパーでも生鮮食品、インスタント食品、パン類、スナック菓子類の棚に空きが目立った。住民が台風に備えて早くから買いだめ準備をするようになったことに加えて、観光シーズ真っ盛りのため、足止めになった観光客もスーパーで食料品を買っているせいだろう。

 例年ならば真っすぐ西から東へ吹く偏西風が気候変動のせいで蛇行し、沖縄近くに来てもゆっくり進む台風を生んでいるようだ。今回の台風6号もおかげで長い時間、沖縄近海にとどまり、しかもUターンして那覇市に再接近している。今日(8月5日)は朝から暴風・強雨が続いているが、1日・2日に接近した時に比べ台風は衰えた気配がない。天気図で見ると、今回は台風の中心と那覇市の距離はさほど近くなく、暴風圏の端がちょっとかかった程度である。周辺の海水温が高いせいで、長い時間沖縄近海に滞留しても強い勢力を維持しているようだ。こうした異常な状態が常態化していくのかもしれない。(T)

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