浜下りと満開のデイゴ
今日(4月22日)は旧暦の3月3日、浜下りにあたる。沖縄ではご馳走をつくって神仏に供えた後、浜辺に下りて潮干狩りなどを楽しむ。手足を海水に浸すことによって邪気や災いを清めるといわれるが、上の写真のように神輿を担いで近くの島との間を往復する地域(写真は10年前に平安座島で撮影)もある。沖縄県外では3月3日といえば雛(ひな)祭りが一般的だが、雛祭りももともとお雛様に穢れを移すことによって無病息災を願うといわれ、起源は同じらしい。いずれにせよ、今日は午前中、小雨がぱらついたりしたが、午後には晴れ渡り潮干狩りにはよい天候になった。
一方、沖縄を代表するデイゴも今が満開の時を迎えているようだ。サクラと異なり、パッと咲きパッと散るのではなく、じわじわと咲き始め、花もちもよいので、いつが満開とはいいづらい。ただ、ここ何年かのうちではデイゴの咲き具合いが一番よいように思える。害虫などの関係で花のつきが悪いデイゴが目立っていたが、今年は全体的に花をつけたデイゴが多いのではないだろうか。(T)