2021年6月26日 / 最終更新日時 : 2021年6月26日 okihon-ya 本の紹介 沖縄に広がる貧困の泥沼 『眉屋私記』読書日記② 3分の2ほど読み終え、本書の印象がだいぶ変わってきた。当初は『出ニッポン記』と同様に移住者の物語と思ったが、それは一部にすぎず、明治維新後の沖縄に生きる庶民の生活苦が広く細密に描かれている。明治維新後、琉球王国は解体さ […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月23日 / 最終更新日時 : 2021年6月23日 okihon-ya 時の話題 慰霊の日に再び流れる根拠なき楽観論 今日(6月23日)は、実質的に沖縄戦が終結したとされる慰霊の日である。それから76年が経過し、沖縄が再び戦争の渦中に巻き込まれる危機感が弱まったとはいえまい。中国や北朝鮮との緊張が高まる中、沖縄は国境に近い場所に位置し […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月21日 / 最終更新日時 : 2021年6月21日 okihon-ya 時の話題 巣ごもりと梅雨の読書 今日(6月21日)は1年で昼が最も長い夏至であるが、沖縄・那覇はどんよりした曇り空であり、梅雨が明ける気配がない。おまけに全国で唯一、緊急事態宣言が3週間、延長される。テレビの情報番組などで、コロナ感染拡大で自宅時間が […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月16日 / 最終更新日時 : 2021年6月16日 okihon-ya 時の話題 6月の最大雨量を記録 昨日(6月15日)明け方から早朝にかけて「強い雨が降っているなあ」と思ったら、那覇市から近い渡嘉敷村では24時間雨量が274ミリを記録した。6月の雨量としては観測史上最大である。今年の梅雨は5月、晴れ間が多く、空梅雨に […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月13日 / 最終更新日時 : 2021年6月13日 okihon-ya 本の紹介 上野英信著『眉屋私記』 本書の文学碑が5月下旬、名護市屋部に建立されたというニュースを聞いて読み始めることにした。意外に感じたのは、沖縄からメキシコへ1900年代の初め、炭鉱で働くため移民が送り出されたこと。戦前の沖縄移民といえば、ブラジルの […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月6日 / 最終更新日時 : 2021年6月6日 okihon-ya 本の紹介 浄化される日本の行方 柳美里著『JR上野駅公園口』 本書は、長年、出稼ぎとして働いた後、ホームレス生活に転落した福島県出身の男性が、どのように昭和・平成の時代を生きてきたかが描かれる。彼のようなホームレスが多く集まる場所が表題になっている。本書を読みながら、ホームレスや […] 共有:TwitterFacebook
2021年6月3日 / 最終更新日時 : 2021年6月3日 okihon-ya 本の紹介 村上作品の治癒力を語る 『こころの声を聴く 河合隼雄対話集』 タイトルにあるとおり、心理学者の河合氏が作家、俳優、科学者など各分野の著名人と語り合った詳細が記されている。テーマは老い、宗教、性など多岐に及ぶが、個人的に一番興味を持ったのは小説家・村上春樹氏との対談である。村上氏が […] 共有:TwitterFacebook
2021年5月29日 / 最終更新日時 : 2021年5月29日 okihon-ya 時の話題 沖縄の感染者数が連日最多を更新 今日(5月29日)、県が発砲した新型コロナの新規感染者数は335人と昨日に続いて過去最多を更新した。昨日は313人を記録、直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は102.55人となり、初めて100人を突破し全国でも過 […] 共有:TwitterFacebook
2021年5月24日 / 最終更新日時 : 2021年5月24日 okihon-ya 本の紹介 来如雀・渡嘉敷錦水著『歓楽郷 辻情話史集』 王国時代から沖縄戦で破壊されるまで続いた沖縄の遊郭・辻は、歴史の表舞台には現れにくいが、深い愛憎劇を繰り返しさまざまな人間模様が刻まれてきた舞台。専門家の見解から市井に伝わる噂まで多面的に情報を集め、全400ページを超 […] 共有:TwitterFacebook
2021年5月21日 / 最終更新日時 : 2021年5月21日 okihon-ya 本の紹介 三木健著『民衆史を掘る 西表炭鉱紀行』 西表炭鉱は日本の最も南にあった炭鉱であり、明治中期から終戦後まもない時期までの60年余り続いた。本書は、かかわった人々を訪ね歩き、同炭鉱で何が起こっていたか浮かび上がらせる試みである。 それによれば、もともと高温多湿 […] 共有:TwitterFacebook