2021年3月22日 / 最終更新日時 : 2021年3月22日 okihon-ya 本の紹介 日本列島の多様性はどこに? 『ヤポネシア考 島尾敏雄対談集』① 沖縄の戦後史に関する書物を調べていると、時々目にする「ヤポネシア」という言葉が気になり、『ヤポネシア考 島尾敏雄対談集』(1977年初版)を読んだ。本書では、奥野健男、石牟礼道子、大城立裕、谷川健一、司馬遼太郎といった […] 共有:TwitterFacebook
2021年3月15日 / 最終更新日時 : 2021年3月22日 okihon-ya 沖縄の空気 地元志向の強い沖縄 就職活動が解禁となる今の時期、仕事の関係で就活中の学生にインタビューするが、沖縄の若者と話していて、自分の時代とは違うなと感じることがある。東京志向がほとんどないことだ。「できれば地元にいたい」「県外の就職は考えていな […] 共有:TwitterFacebook
2021年3月12日 / 最終更新日時 : 2021年3月12日 okihon-ya 本の紹介 個性をあおられる子どもたち -日本の病巣はどこに?②- 記憶によれば、1980年代ごろから世間が盛んに「個性」と叫ぶようになった。日本は経済大国になったが、さらに発展するには個性を持った人材が必要という文脈だったと思う。同じ頃、「国際化」も唱えられ始めたから、グローバル化が […] 共有:TwitterFacebook
2021年3月11日 / 最終更新日時 : 2021年3月11日 okihon-ya 本の紹介 日本社会の病巣はどこに?① 加藤諦三著『日本型うつ病社会の構造』のタイトルは挑戦的に聞こえるが、うなずける部分もある。「幸福」や「希望」に関する国際的な意識調査をすると、たいてい日本が最下位に沈む。国民が全体的に病んでいるという気もする。日本とい […] 共有:TwitterFacebook
2021年3月8日 / 最終更新日時 : 2021年3月8日 okihon-ya 本の紹介 輝きを失うリベラル 吉田徹著『アフター・リベラル』を読むうちに、自分がどんな時代に生きてきたか漠然と浮かび上がる。特に、最もエネルギーに溢れていた10代後半から30代前半は、当時「リベラル」という言葉は使わなかったが、「自由」が人生の中心 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月28日 okihon-ya 本の紹介 繰り返される琉球処分② 大城立裕著『小説 琉球処分』では、琉球王国の解体を迫る日本政府の横暴さが浮き彫りになる一方、沖縄の政治エリートも一方的な被害者として描かれていない。その多くは、根本的な解決策の先延ばしばかりに執心し、自分たちに好都 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 未分類 岡本恵徳著『「ヤポネシア論」の輪郭』 ヤポネシアとは、戦後長く奄美大島で暮らした作家・島尾敏雄が提唱した言葉。中心から見た日本とは異なる「もう一つの日本」を捉えようとする試みであり、沖縄の思想界にも大きな影響を及ぼした。島尾がアメリカや沖縄、ポーランドを旅 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 本の紹介 小玉正任著『島痛み 沖縄の離島に生きる』 タイトルの島痛みとは、離島ゆえの苦しみ。小さな離島では水、電気、医療、教育などの面で大きなハンディを負う一方、都市部にはない魅力にあふれる。著者は沖縄総合事務局長や沖縄開発事務次官などを歴任しながら、沖縄の離島の魅力に […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月25日 / 最終更新日時 : 2021年2月25日 okihon-ya 本の紹介 繰り返される琉球処分① 大城立裕著『小説 琉球処分』を読んでいると、普天間基地の辺野古移設をめぐる中央政府と沖縄県の駆け引きを思い出す。実際、ある場面が「平成の琉球処分」と呼ばれることもあった。2013年11月、沖縄出身・選出の自民党国会議員 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月23日 / 最終更新日時 : 2021年2月23日 okihon-ya 時の話題 分かりやすさの便利さと怖さ 書店の本棚を眺めると、「リベラル」に関連した本が増えたように思える。最近の「リベラル」をめぐる言説は、リベラルつまり自由主義が衰退し、国威発揚を唱えるナショナリズムや、秩序と安定を求める権威主義が強まっていると主張した […] 共有:TwitterFacebook