2024年12月7日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 okihon-ya 文化 岡本太郎も注目した獅子踊り 稲村行真著『ニッポン獅子舞紀行』② 鹿などへの祈りが源流にあるといわれる岩手県の獅子(鹿)踊りが興味深い。一般的には、幕を持って踊る「幕踊り系」と太鼓を持って踊る「太鼓踊り系」に分けられる。本書で紹介する「長野獅子踊り」(遠野市)は幕踊り系だが、鹿のよう […] 共有:TwitterFacebook
2019年11月1日 / 最終更新日時 : 2019年11月1日 okihon-ya 文化 『奄美・沖縄 女のことわざ』(田畑千秋著) いにしえからの人と人が織り成す模様を、とりわけ女性を巡る日常生活から滲み出たその模様を、人は知恵や訓戒として残してきた。そんなことわざの面白さに出会え、思わず苦笑したり、辛辣さに驚かされる本。 例えばこれ、 夫は塩漬 […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月31日 / 最終更新日時 : 2019年11月1日 okihon-ya 文化 『新版画風土記 沖縄』(儀間比呂志著) てぃーだ(太陽)に向かって、幹を伸ばす樹木のように、著者の素朴で力強い版画は、観る者に元気を与える、そんな気がします。 民話やカレンダーの挿絵で親しまれて来た彼が、当時の沖縄(1980年代後半)を取材して「変容を重ね […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年9月10日 okihon-ya 文化 『南島針突紀行 ●沖縄婦人の入墨を見る●』(市川重治著) 幼い頃の記憶にある、老女たちの手の甲に施された針突(ハジチ・入墨)。青ずんだその紋様は幼心には奇異なものに感じられた。彼女たちはいずれもかなりの高齢者で、親戚の家や市場でよく見かける日常の風景だった。50年くらい前の事 […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月28日 / 最終更新日時 : 2019年9月28日 okihon-ya 文化 沖縄の聖地 御嶽 県外から沖縄を訪れて、最初に気にかかるものの1つが御嶽ではないだろうか。聖地であるが、県外の神社のように格式ばった社殿はない。あったとしても小さな祠くらいで、場所によっては少し大きめの石が置かれているだけのところもある […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月8日 / 最終更新日時 : 2019年9月8日 okihon-ya 文化 成長の終焉と昭和ノスタルジー 昭和を懐かしむことは、テレビ番組や雑誌記事から町おこしまで、現代文化を紹介する上で定番企画になっている。では、昭和を懐かしむこと、昭和ノスタルジーはいつから始まったのか。このテーマに挑んだのが高野光平著『昭和ノスタルジ […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月29日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 文化 沖縄における仏教の影響 島尻勝太郎著『近世沖縄の社会と宗教』は「近世沖縄の対外関係」「沖縄の外来宗教」「仲尾政次政隆の配流日記」の3部からなる。仲尾政次政隆とは琉球王朝末期、真宗布教によって流刑に処せられ、10年間八重山で過ごした人物である。 […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月11日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 文化 岡本太郎の日本再発見 最近テレビでは、日本をやたら褒めたたえる「すごいぞ日本」番組が目につく。中国や韓国などアジア各国に追いに上げられ、分野によっては追い越され「経済大国」の地位から滑り落ちる中、日本の素晴らしさを再発見することで、視聴者 […] 共有:TwitterFacebook