2024年8月23日 / 最終更新日時 : 2024年8月23日 okihon-ya 本の紹介 南西諸島の防衛力強化と住民の生命 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』④ 昨日(8月22日)は、太平洋戦争中に学童や一般住民を乗せた疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈されてちょうど80年を迎えた日だった。乗船者1788人のうち、犠牲者は名前が判明しただけで1484人、うち学童が784人を占め […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月31日 / 最終更新日時 : 2024年7月31日 okihon-ya 本の紹介 沖縄スパイ説の起源は? 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』➂ 沖縄戦では日本軍が沖縄住民に対して「スパイ行為」を理由に惨殺など不当な扱いを重ねていたことは、関連書物で繰り返し指摘されてきた。理由としては言語をはじめ文化・生活習慣で本土と大きく異なる上、沖縄に対する差別的な意識が強 […] 共有:TwitterFacebook
2021年5月1日 / 最終更新日時 : 2021年5月1日 okihon-ya 本の紹介 農民10万と士族6万の琉球 新屋敷幸繫著『琉球歴史物語』は、「サンデーおきなわ」に掲載された連載記事135本をまとめている。一つのテーマが見開きに収められ、記事は一般の人でも気軽に読めるコラム風に書かれている。歴史関係の論文ではないが、テーマは日 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月7日 / 最終更新日時 : 2020年6月7日 okihon-ya 本の紹介 矢崎好夫『八月十五日の天気図』 沖縄戦にまつわる著作は数多いが、本著のように、敵を迎え撃つ現場と作戦を指示する司令部の両面からの体験から書かれたものは珍しいだろう。著者は太平洋戦争末期、海軍気象士官として昭和19年7月、沖縄の小禄基地に赴任し、米軍上 […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月21日 / 最終更新日時 : 2019年9月21日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄と私と娼婦』 本書は今から半世紀近く前に発刊された同名の書を今年、筑摩書房が文庫化したものである。読んでいて頭に浮かぶのは、作者の佐木隆三氏がじっと娼婦たちの話に耳を傾ける姿である。これは簡単のようでいて結構難しい。とかく他人の話は […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月7日 / 最終更新日時 : 2019年9月7日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄の百年 第1巻=人物編 近代沖縄のひとびと』 本書は、明治100年を記念して、新里金福と大城立裕の両氏が琉球新報に掲載した連載記事を加筆・補稿してまとめられた。近代沖縄に影響を与えた人物を1人につき2ページから2ページ半程度と、非常にコンパクトにまとめている。人物 […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月1日 / 最終更新日時 : 2019年9月1日 okihon-ya 本の紹介 「昔はよかった」と言うけれど 近年マナー・モラルの低下が叫ばれ、何となく「そうだろうな」と思い込んできた。しかし、具体的に資料を調べたり研究したりしたわけではない。昔はマナー・モラルについて厳しく躾けられたというイメージが浸透しているだけ。過去に理 […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月30日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 本の紹介 明治百年でみえる日本化の混乱 新里金福・大城立裕著『近代沖縄の歩み 沖縄の百年1』は、明治100年を記念して琉球新報に掲載された連載記事を加筆・補稿してまとめられた。沖縄にとっての近代100年は、まさに紆余曲折の連蔵だった。 1879年、沖縄は琉 […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月29日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 本の紹介 沖縄文化史 本書は沖縄の文化を、総説編、歌謡編、舞踊編、音楽編、劇と劇文学、染織編、陶芸編、漆芸編、建築編と、9の分野に分けて解説している。 ※本書は当サイトで販売中。本の価格や状態は「沖縄の社会・歴史」の<沖縄通史・評論>コーナ […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月19日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 本の紹介 ヤンバル住民の結束力 池野茂著『琉球山原船 水運の展開』(ロマン書房 1994年)は題名のとおり、ヤンバル地方(沖縄本島北部)の水運史を振り返るが、その中で興味深いのは、共同売店が山原船の運航を手掛けた点である。 共同売店は、集落の住民が […] 共有:TwitterFacebook