2021年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 未分類 岡本恵徳著『「ヤポネシア論」の輪郭』 ヤポネシアとは、戦後長く奄美大島で暮らした作家・島尾敏雄が提唱した言葉。中心から見た日本とは異なる「もう一つの日本」を捉えようとする試みであり、沖縄の思想界にも大きな影響を及ぼした。島尾がアメリカや沖縄、ポーランドを旅 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月27日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 本の紹介 小玉正任著『島痛み 沖縄の離島に生きる』 タイトルの島痛みとは、離島ゆえの苦しみ。小さな離島では水、電気、医療、教育などの面で大きなハンディを負う一方、都市部にはない魅力にあふれる。著者は沖縄総合事務局長や沖縄開発事務次官などを歴任しながら、沖縄の離島の魅力に […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月25日 / 最終更新日時 : 2021年2月25日 okihon-ya 本の紹介 繰り返される琉球処分① 大城立裕著『小説 琉球処分』を読んでいると、普天間基地の辺野古移設をめぐる中央政府と沖縄県の駆け引きを思い出す。実際、ある場面が「平成の琉球処分」と呼ばれることもあった。2013年11月、沖縄出身・選出の自民党国会議員 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月19日 / 最終更新日時 : 2021年2月19日 okihon-ya 本の紹介 玉代勢秀子著『ひめゆり教師の手紙』 教師の友人と居酒屋で飲んでいると、彼の携帯にメールが入ってきた。「保護者からいろいろ相談のメールが来るんだ」とつぶやくように語った。すでに午後9時を過ぎていたが、完全に仕事から離れられない。単に教科を教える以上の存在で […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月18日 / 最終更新日時 : 2021年2月18日 okihon-ya 本の紹介 女子学徒が語る沖縄戦の実態 沖縄戦で看護要員として駆り出された女子学生といえば、ひめゆり学徒隊が有名だが、それ以外にも多くの女子学生が戦争に送り込まれている。青春を語る会編『沖縄戦の全女子学徒隊』では、沖縄本島から石垣島まで10の女学校を紹介する […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月6日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 okihon-ya 本の紹介 国家の分断そのものが悪か? 今年(2021年)1月にトランプ米大統領は任期切れを迎えたが、それまでの4年間は米国内にとどまらず、欧州や南米など世界各地で「トランプ現象」が盛んに叫ばれてきた。人種や宗教、思想、移民などをめぐり国民の間に「分断」が生 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月5日 / 最終更新日時 : 2021年2月5日 okihon-ya 本の紹介 川瀬光義著『基地と財政』 米軍基地をめぐっては、政府によるアメとムチの使い分けはたびたび指摘されてきた。米軍基地を協力的に受け入れる自治体に対してはふんだんに支援をする一方、反対する自治体に対しては支援の蛇口を締める。まさに、札束で相手の顔を叩 […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月3日 / 最終更新日時 : 2021年2月3日 okihon-ya 本の紹介 渡名喜明著『ひと・もの・ことの沖縄文化論』 自然科学は、細かく分解することによって本質に迫ろうとする。専門家でないので大きな声で言えないが、人間の生きる営みを分析する社会科学も同じ方向へ進んでいるのかもしれない。だが、本書はそれとは違う方向を目指しているように […] 共有:TwitterFacebook
2021年2月1日 / 最終更新日時 : 2021年2月1日 okihon-ya 本の紹介 故翁長知事が痛感した本土との落差 数年前、久しぶりに大学時代の友人と飲んでいると、「沖縄はなぜ辺野古での基地建設に反対するのか」と尋ねてきた。反対するのは納得できないというニュアンスを含んでいた。教師である友人は、権威にからめとられない自由な発想ができ […] 共有:TwitterFacebook
2021年1月30日 / 最終更新日時 : 2021年1月30日 okihon-ya 本の紹介 沖縄と韓国のつながりは偶然か 30年以上前、初めて沖縄に来たとき買った本が金城実著『土の笑い』だった。当時、彫刻家である著者についてはまったく知識はなかった。しかし、店先で手にとり、表紙を飾る著者の作品に惹かれるものがあった。小学校で図工の時間につ […] 共有:TwitterFacebook