2019年12月15日 / 最終更新日時 : 2019年12月15日 okihon-ya 本の紹介 コンビニから逃れられない時代 もし自分がコンビニについて書いたら、どんな文章になるだろうか。コンビニはマニュアル化時代の典型であり、かなり批判的な内容になるだろう。コンビニは基本的にどこへ行っても同じであり、パターン化した批判になりがちである。その […] 共有:TwitterFacebook
2019年11月30日 / 最終更新日時 : 2019年11月30日 okihon-ya 本の紹介 なぜ物語を必要とするのか 文章を書き本づくりにかかわる者として時々、小説を読む。感心すること、感動することは何度もあったものの、どこかしっくりしない感情を頭の片隅に抱えていた。なぜ物語を読むのか。なぜ、事実や情報をまとめた本が大量にある中、なぜ […] 共有:TwitterFacebook
2019年11月1日 / 最終更新日時 : 2019年11月1日 okihon-ya 文化 『奄美・沖縄 女のことわざ』(田畑千秋著) いにしえからの人と人が織り成す模様を、とりわけ女性を巡る日常生活から滲み出たその模様を、人は知恵や訓戒として残してきた。そんなことわざの面白さに出会え、思わず苦笑したり、辛辣さに驚かされる本。 例えばこれ、 夫は塩漬 […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月31日 / 最終更新日時 : 2019年11月1日 okihon-ya 文化 『新版画風土記 沖縄』(儀間比呂志著) てぃーだ(太陽)に向かって、幹を伸ばす樹木のように、著者の素朴で力強い版画は、観る者に元気を与える、そんな気がします。 民話やカレンダーの挿絵で親しまれて来た彼が、当時の沖縄(1980年代後半)を取材して「変容を重ね […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月14日 / 最終更新日時 : 2021年11月28日 okihon-ya 本の紹介 『蔡温 伝記と思想』(真栄田義見著) 蔡温(さいおん)は琉球王国時代の郷土の偉人として広く県民に知られている。那覇市国際通りにはその名を冠した蔡温橋があり、彼の後世に伝わる功績や逸話も数知れない。 久米村出身、三十六姓の子孫の彼は琉球王国時代の三司官と呼 […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月13日 / 最終更新日時 : 2019年10月14日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄の危険生物 野外活動を安全にすごすためのガイドブック』(諸喜田茂充著) 沖縄で生活することは身近な自然と共生すること。例えばヤールー(ヤモリ)。天井や家具の裏に潜み、時折、チッチッチッと鳴いてその存在をアピールする。沖縄ならだいたいどこの家でも飼っている(笑)。幸いヤールーは益獣と言われて […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年9月10日 okihon-ya 文化 『南島針突紀行 ●沖縄婦人の入墨を見る●』(市川重治著) 幼い頃の記憶にある、老女たちの手の甲に施された針突(ハジチ・入墨)。青ずんだその紋様は幼心には奇異なものに感じられた。彼女たちはいずれもかなりの高齢者で、親戚の家や市場でよく見かける日常の風景だった。50年くらい前の事 […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月5日 / 最終更新日時 : 2019年10月5日 okihon-ya 本の紹介 『経済成長主義への訣別』 刺激的であると同時に、いつかは向き合わなければならない。そんなタイトルだ。いろいろ文献の引用などはあるものの、著者・佐伯啓思氏の主張ははっきりしている。経済成長第一をやめて人間らしさを取り戻そう、である。 経済成長を […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月28日 / 最終更新日時 : 2019年9月28日 okihon-ya 文化 沖縄の聖地 御嶽 県外から沖縄を訪れて、最初に気にかかるものの1つが御嶽ではないだろうか。聖地であるが、県外の神社のように格式ばった社殿はない。あったとしても小さな祠くらいで、場所によっては少し大きめの石が置かれているだけのところもある […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月21日 / 最終更新日時 : 2019年9月21日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄と私と娼婦』 本書は今から半世紀近く前に発刊された同名の書を今年、筑摩書房が文庫化したものである。読んでいて頭に浮かぶのは、作者の佐木隆三氏がじっと娼婦たちの話に耳を傾ける姿である。これは簡単のようでいて結構難しい。とかく他人の話は […] 共有:TwitterFacebook