ワタが木に実る不思議な光景

 那覇市新都心公園のトックリキワタでは、枝になったキウイフルーツような実が割れ、ワタが姿を現している。枝のあちこちにワタがぶら下がる光景はなかなか不思議な雰囲気が漂い、興味津々の子どもたちが長い棒でワタを落とそうとする。沖縄ではホウオウボクなどと並んで街路樹として定着しているが、温帯の木には見られないタイプであり、もともと南米原産である。幹の中央部分が膨らみ徳利に似て、ワタが実ることから、この名前がついているらしい。実ったタネを遠くまで飛ばすためにこのような形態になったのだろう。生存競争の激しい熱帯・亜熱帯ならではの進化かもしれない(T)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です