2024年7月24日 / 最終更新日時 : 2024年7月24日 okihon-ya 本の紹介 不安定な若者の未来 桐野夏生著『メタボラ』② 主人公が転がり込むのはバイトで食いつなぐ「自由な」若者の世界である。最初は一つのアパートやマンションを複数で借りるシェアハウス、次に、見知らぬ同士が一部屋に泊まる「ゲストハウス(ドーミトリー)」だ。私も30代前後の一時 […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 okihon-ya 本の紹介 地下壕司令部の狂気に満ちた世界 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』② 日差しの届かない地下に長時間、人間が籠れば肉体的に精神的にも悪影響を及ぼす。しかも、日本軍が首里城地下の司令部壕にいた時期は梅雨の時期。水浸し状態となり、壕全体を大きく揺さぶる米戦艦の艦砲射撃が続く。本書はそんな司令部 […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年7月10日 okihon-ya 本の紹介 沖縄で低い視線から奇想天外の展開か 桐野夏生著『メタボラ』① 過去に読んだ著者の作品で一番印象に残るのは『OUT』である。ごく普通の女性たちが遺体処理のビジネスにのめり込むという展開である。輪郭だけなぞれば唐突とも思える物語も、普通の人々が持つ悪意や怨念、残忍さを巧みに綿密に描く […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月6日 / 最終更新日時 : 2024年7月6日 okihon-ya 本の紹介 貴重な文化財の喪失は誰のせい? 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』① 沖縄戦で南西諸島を防衛する第32軍が首里城地下に司令部壕が築いたことは広く知られ、現在、公開に向けて調査や工事が進められているが、本書ではこの司令部壕について一般的にほとんど知られず注目されていない事実が語られている。 […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月3日 / 最終更新日時 : 2024年7月3日 okihon-ya 戦争 沖縄戦終焉の地をめぐるツアーに参加 79年前の沖縄戦では、日本軍は沖縄本島の南端・摩文仁地域に追い込まれ組織的な抵抗が終了したが、6月29日には、その沖縄戦終焉の地をめぐるツアーが県平和祈念資料館友の会主催で行われ参加した。まず平和の礎から各県の慰霊碑、 […] 共有:TwitterFacebook
2024年7月1日 / 最終更新日時 : 2024年7月1日 okihon-ya 時の話題 サガリバナの季節到来 那覇新都市公園を早朝、散歩していると、サガリバナが花をつけていた。薄いピンクの花は涼しげでほんのりと甘い香りを漂わせ、朝の爽やかな空気によく似合う。蜂たちがだいぶむらがっていた。花の寿命が短いといわれるせいか、ここぞと […] 共有:TwitterFacebook
2024年6月26日 / 最終更新日時 : 2024年6月26日 okihon-ya 本の紹介 資本主義社会を相対化 荒谷大輔著『贈与経済2.0』③ 本書の後半部分では新たな贈与経済をどう運営するか記している。公開された自由な話し合いをもとにコミュニティーを形成し贈与し合うシステムを提示している。贈与だけで生活が成立するか疑問が湧くが、新しい贈与経済的な発想は現実社 […] 共有:TwitterFacebook
2024年6月21日 / 最終更新日時 : 2024年6月21日 okihon-ya 時の話題 梅雨明けてヒマワリ咲く 昨日(6月20日)、沖縄気象台が梅雨明けしたとみられると宣言したが、さっそく今日は真夏の暑さ。強い日差しが降り注ぎ少し外に出ると、じっとりと湿った空気がまとわりつく。 少し歩くと近所でかつて街路樹が植えられたスペース […] 共有:TwitterFacebook
2024年6月19日 / 最終更新日時 : 2024年6月19日 okihon-ya 時の話題 ネット時代に見る那覇の居酒屋盛衰 久しぶりに牧志公設市場周辺の商店街を歩いてみた。ちょっと見ない間に新しい店ができていることは珍しくないが、「こんなところに?」と思う場所に屋台村ができていた。花笠食堂のさらに奥まったところだ。ほかには店らしい店がなかっ […] 共有:TwitterFacebook
2024年6月14日 / 最終更新日時 : 2024年6月14日 okihon-ya 時の話題 沖縄では激変する気候の兆候か 今日(6月14日)午前中もスマホの警報音が鳴りだした。腹の底をこね回すような金属的な音だ。ちょっと前は、北朝鮮の弾道ミサイルに関連して夜明け前に経験した。ここ数日間は大雨に関する警報音が頻発する。一昨日(6月12日)は […] 共有:TwitterFacebook