2020年9月19日 / 最終更新日時 : 2020年9月19日 okihon-ya 本の紹介 多彩な島うたを実感 仲宗根幸市編著『琉球列島 島うた紀行』は3集からなり、第一集が「奄美諸島・沖縄北部・沖縄中部編」、第二集が「宮古・八重山諸島編」、第三集が「沖縄本島周辺離島・那覇・南部編」と地域別に分け、それぞれの島うたの歌詞、訳、解 […] 共有:TwitterFacebook
2020年9月13日 / 最終更新日時 : 2020年9月13日 okihon-ya 本の紹介 憲法改正と対米依存のねじれ 民放のニュース番組で総裁選候補者の討論会が開かれ、候補者が互いに質問し合う場面があったが、菅義偉官房長官は石破茂元幹事長へ米軍普天間基地の辺野古移設について質問した。石破元幹事長が以前、移設工事の再検証を求める発言をし […] 共有:TwitterFacebook
2020年9月12日 / 最終更新日時 : 2020年9月12日 okihon-ya 本の紹介 県内を潤さない基地関連予算 基地のおかげで沖縄は大きな恩恵を受けている。全国的に知られている通説の一つだろう。だが、本当だろうか。一つひとつの具体的な事業を検証すると大いに疑問が残る。琉球新報社編『基地と沖縄経済 ひずみの構造』はこのように説く。 […] 共有:TwitterFacebook
2020年9月5日 / 最終更新日時 : 2020年9月5日 okihon-ya 本の紹介 伝説の青春小説が照らす心の迷走 J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)を読み終えて、これが小説だと思った。読んで爽快な気分になるのでなく、希望を抱いたり温かい気持ちになったりするのでなく、絶望や怒りに駆られるのでもない。小 […] 共有:TwitterFacebook
2020年8月29日 / 最終更新日時 : 2020年8月29日 okihon-ya 本の紹介 通りから眺めた沖縄の地域史 沖縄の出版物で目につくのは地域史の多さである。市町村史はもちろんのこと、字誌もかなりの数が出版され、個人の視点からつづられた地域史も目につく。沖縄は地域の共同体のまとまりが比較的残る一方、独立国家・琉球国から日本への併 […] 共有:TwitterFacebook
2020年8月15日 / 最終更新日時 : 2020年8月15日 okihon-ya 本の紹介 八重山が見せる別の顔 石垣島をはじめとした八重山諸島は今でこそ、観光客はもちろん県外の移住者を引き付けるリゾートアイランドの一面を誇るが、琉球王国の時代から長く、多くの移住者を苦しめ葬ってきた歴史を持つ。主な原因はマラリアであり、安易な人の […] 共有:TwitterFacebook
2020年8月8日 / 最終更新日時 : 2020年8月8日 okihon-ya 本の紹介 琉球史の魔力に魅せられて 琉球王国は人口十数万程度の時代が長く続いた小国だが、多くの研究者がその歴史の謎に取り組んできた。琉球史には日本との関係では家康や秀吉など数々のビッグネームが関係し、中国や日本といったアジア諸国に始まり、幕末近くになると […] 共有:TwitterFacebook
2020年8月7日 / 最終更新日時 : 2020年8月7日 okihon-ya 本の紹介 戦果と密貿易の時代 沖縄といえば「なんくるないさー(なんとかなるさ)」に代表されるように、「楽観的」「温厚」「細かいことにこだわらない」というイメージの人が多いだろう。歴史に関心を持つ人ならば、中国と日本の間で巧みにバランスを保ちながら4 […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月30日 / 最終更新日時 : 2020年7月30日 okihon-ya 本の紹介 吉本隆明『琉球弧の喚起力と南島論』(河出書房新社 1989年) 1988年に那覇市で、吉本隆明氏による基調報告をもとに開催されたシンポジウムを収録したのが本書である。シンポジウムには吉本氏のほか、日本思想史、宗教学、沖縄考古学・民俗学などの研究者が参加している。南島論とは沖縄などの […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月30日 / 最終更新日時 : 2020年7月30日 okihon-ya 本の紹介 池宮正治『沖縄の遊行芸 チョンダラーとニンブチャー』 琉球王国の首都・首里の郊外に戦前まで住んでいた一団の人々、ニンブチャーやチョンダラーが受け継いだ芸能についてまとめている。ニンブチャーとは葬儀で鉦をたたいたり念仏を唱えたりして死者を弔う者であり、チョンダラーは正月など […] 共有:TwitterFacebook