2020年5月3日 / 最終更新日時 : 2020年5月3日 okihon-ya 本の紹介 ネット・コロナ時代の孤独 戦後、この国では多くの自由を獲得した代償として孤独と向き合ってきたはずだが、最近は孤独という言葉をあまり聞かない。言葉の持つイメージが悪いせいか。確かに「孤独死」は「孤立死」と言い換えられるようになった。一方で、孤独が […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2020年4月29日 okihon-ya 沖縄の空気 観光・芸能の島、沖縄の将来を憂う 那覇市内の繁華街はほとんどがシャッター商店街と化し、かろうじて開いている飲食店も夕食時でもガラガラ。活気があるのはスーパーぐらいである。いずれは新型コロナも収束するだろうが、どれだけの爪痕を沖縄に残すか見通しがつかない […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月28日 / 最終更新日時 : 2020年4月28日 okihon-ya 本の紹介 個性が重苦しい多様性の時代 コロナ家籠りの時間を利用して、土井隆義著『「個性」を煽られる子どもたち』(2004年 岩波書店)を久しぶりに読み返した。振り返ると自分も学生時代、よく「個性」を煽られた。「これからの時代、個性のない人間はだめだ」みたい […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月25日 / 最終更新日時 : 2020年4月25日 okihon-ya 本の紹介 旅に出て虚飾をそぎ落とせ! 新型コロナウイルスの影響で家に籠っていると、よく旅をしていた20代から30代にかけての頃を思い出す。旅をしないと干からびそうだった。押し出されるように国内のあちこちや海外に出かけた。今考えれば、何かの熱にうなされていた […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月18日 / 最終更新日時 : 2020年4月18日 okihon-ya 本の紹介 日本万歳時代の「反復帰論」 鹿野政直著『沖縄の戦後思想を考える』(岩波書店 2018年)で触れる沖縄の戦後思想で注目したいのは、「反復帰論」である。米軍統治下にあった沖縄が、本土に復帰する道筋が見える中、このまま日本の一部に戻ることに疑問を投げか […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月17日 / 最終更新日時 : 2020年4月17日 okihon-ya 本の紹介 死を選んだ沖縄の若き魂 10代から20代にかけて理想と現実の矛盾に悩み、あり余るエネルギーをどこに向けてよいか分からず悶々と過ごす。だが、年をとるにつれて悩みは薄れ、心の平穏を保ち毎日を送れる。それは矛盾が解決したからではない。「理想ばかり振 […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月15日 / 最終更新日時 : 2020年4月15日 okihon-ya 本の紹介 松岡哲平著『沖縄と核』 著者はNHKディレクターであり、2017年に同じタイトルで放映されたNHKスペシャルを書籍化している。沖縄の米軍基地に関してさまざまな著作が発刊されているが、核兵器に関するものは少ない。もともと軍事情報は軍のガードは堅 […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月11日 / 最終更新日時 : 2020年4月11日 okihon-ya 沖縄の空気 コロナの時代に沖縄戦を学ぶ 疑心暗鬼。これが新型コロナウィルスの一番厄介なところだ。ウィルスの性質がよく分からない上、症状が表れないまま他人に感染させる可能性が結構ある。おまけに、この国の政府は今に始まったことではないが、情報を隠したり、ねじ曲げ […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月3日 / 最終更新日時 : 2020年4月3日 okihon-ya 沖縄の空気 トックリキワタのワタ 那覇市新都心公園のトックリキワタが、名前の由来となっているワタをつけ始めた。トックリキワタは南米原産の木であり、ブラジルに移住した同郷者のもとを訪れた沖縄県民が持ち帰ったといわれ、今では沖縄の代表的な街路樹の一つになっ […] 共有:TwitterFacebook
2020年3月29日 / 最終更新日時 : 2020年3月29日 okihon-ya 本の紹介 『エレクトラ 中上健次の生涯』 これを書かなければ生きていけない。「魂の渇望」を原動力に小説を書いた作家がかつて存在し、そのような作家が現在、どれだけいるか。『エレクトラ 中上健次の生涯』(高山文彦著 文藝春秋)を読んで感じるところである。もちろん、 […] 共有:TwitterFacebook