2021年9月26日 / 最終更新日時 : 2021年9月26日 okihon-ya 時の話題 解除を前に期待と不安の沖縄 新型コロナ感染対策として沖縄県内に発令中の緊急事態宣言が9月末で期限を迎える。当初は今年5月20日から6月20日までだったが、その後、延長に次ぐ延長を重ね9月末までの130日余りに及んだ。ここ1カ月ほどは、新規感染者数 […] 共有:TwitterFacebook
2021年9月19日 / 最終更新日時 : 2021年9月19日 okihon-ya 本の紹介 日本人の美学はどこへ 谷崎潤一郎著『陰翳礼讃』 谷崎潤一郎といえば、性愛にはまっていく男の姿を描いた『痴人の愛』や、三姉妹が美しくも哀しい人間模様を繰り広げる『細雪』を思い浮かべる。読んだのは20、30年前であり、細かいストーリー展開は忘れたが、ぐいぐい引きつけられ […] 共有:TwitterFacebook
2021年9月12日 / 最終更新日時 : 2021年9月12日 okihon-ya 本の紹介 沖縄小説の果敢な試み 真藤順丈『宝島』 2019年に発表された直木賞の受賞作であり、沖縄を真正面から取り上げた作品として県内でもかなり話題になった。小説は米軍物資を奪い取る終戦直後の戦果アギヤー(戦果あげ)に始まり、沖縄の本土復帰で結末を迎える。この米軍統治 […] 共有:TwitterFacebook
2021年9月5日 / 最終更新日時 : 2021年9月5日 okihon-ya 時の話題 やばんるの自然を守れるか 今年7月、沖縄本島北部「やんばる」が世界自然遺産に登録されたが、やんばる地域の知名度アップが期待される一方、豊かな自然を本当に守っていけるかどうか不安は残る。その大きな要因は米軍基地だ。もともと北部訓練場という広大な米 […] 共有:TwitterFacebook
2021年8月29日 / 最終更新日時 : 2021年8月29日 okihon-ya 沖縄の空気 明かりの見えない沖縄 最近、那覇市の国際通り沿いに、大きな看板が立ちPCR検査センターがオープンした(写真)。へえ~と軽い驚きを覚えたが、2位の東京都を大きく引き離し、沖縄は全国でもダントツの新型コロナ感染率(人口10万人当たり)ワーストワ […] 共有:TwitterFacebook
2021年8月22日 / 最終更新日時 : 2021年8月22日 okihon-ya 沖縄の空気 エイサーなき旧盆最終日 今日(8月22日)午前9時すぎにスーパーへ行くと、まだ開店間もないにもかかわらず、店内は混雑し大量の買い物をする人が目立つ。一角には大きなオードブルセットを引き渡すコーナーも設けられている。旧盆の最終日ウークイなので、 […] 共有:TwitterFacebook
2021年8月14日 / 最終更新日時 : 2021年8月14日 okihon-ya 本の紹介 生活の隅々にまで及ぶ格差社会 石井洋二郎著「ブルデュー『ディスタンクシオン』講義」 日本でも格差社会化が指摘されるようになったが、注目されるのはあくまでも経済面にとどまる。しかし、本書で紹介されるフランス人社会科学者ブルデューの分析によれば、個人が蓄積する経済資本や文化資本、学歴資本に応じて、映画や絵 […] 共有:TwitterFacebook
2021年8月8日 / 最終更新日時 : 2021年8月8日 okihon-ya 本の紹介 本人が語る村上春樹と大江健三郎 学生時代の頃よく読んだ小説家といえば、村上春樹と大江健三郎だった。村上氏の小説といえば、現実の裂け目にはまり、その下に広がる異世界へ知らず知らずのうちに引き込まれる。個人的にはそんなイメージがある。一方、大江氏の小説は […] 共有:TwitterFacebook
2021年7月30日 / 最終更新日時 : 2021年7月30日 okihon-ya 本の紹介 先島分島案は近現代日本の原形か 山下重一著『琉球・沖縄史研究序説』 琉球王国時代末期、欧米諸国との接触に始まり、王国内や薩摩藩内の勢力争いが絡んだ牧志・恩河事件、王国が日本に併合される琉球処分、民衆が旧体制に挑んだ宮古島人頭税廃止請願運動まで、本書は近現代の沖縄が形成される重要局面に光 […] 共有:TwitterFacebook
2021年7月24日 / 最終更新日時 : 2021年7月24日 okihon-ya 本の紹介 内向き議論からの脱却は可能か 比屋根照夫著『アジアへの架橋』 琉球処分によって日本に編入され同化を強いられた沖縄では、同様に植民地政策や同化政策に苦しむアジア諸国をどのようにとらえ、これらの国々といかに連帯すべきか理論化する試みが繰り返されてきた。その歴史をたどるとともに、著者自 […] 共有:TwitterFacebook