2025年8月14日 / 最終更新日時 : 2025年8月14日 okihon-ya 本の紹介 古来の信仰との関係で見る仏教とキリスト教 高取正男著『宗教民俗学』④ 8月8日投稿の記事で吉本隆明氏がアジア的国家とヨーロッパ的国家の成り立ちの違いについて語ったことに触れたが、本書(『宗教民俗学』)の「奈良仏教の展開」で仏教とキリスト教の違いについても同じ構図があてはまる点を著者が指摘 […] 共有:TwitterFacebook
2025年8月8日 / 最終更新日時 : 2025年8月8日 okihon-ya 本の紹介 なぜ日本人は政治に無関心か 吉本隆明講演集1『日本的なものとはなにか』② この問いかけは日本社会を分析・考察する上で重要なテーマだろう。江戸時代や明治時代から「お上」が出す命令にそのまま従う気風が生まれたなどという説を聞いたことがあるが、本書の著者は遥かそれ以前の国家の成り立ちに要因があると […] 共有:TwitterFacebook
2025年8月1日 / 最終更新日時 : 2025年8月1日 okihon-ya 本の紹介 保守回帰の日本へ警鐘 吉本隆明講演集1『日本的なものとはなにか』① 7月投開票の参院選では保守・新興勢力の躍進が注目されたが、気になったのは彼らが主張する「日本的なるもの」。どこまで事実に基づくのか、検証可能なものか疑問符がつく。そういう意味では、現代では論壇で名前があがることがすくな […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月25日 / 最終更新日時 : 2025年7月25日 okihon-ya 本の紹介 沖縄の聖地とは何か 仲松弥秀著『神と村』② 「御嶽(うたき)」や「グスク」など沖縄の聖地を訪れてまず戸惑うのは何もないことだ。神社や寺のように目につく建物はもちろん、ご神体やご本尊のようなものも見当たらない。香炉があるくらいだろう。だから、何のためにこの地を聖地 […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月20日 / 最終更新日時 : 2025年7月20日 okihon-ya 時の話題 方向性の見えない那覇市の繁華街 那覇市の沖映通りと国際通りの角が、いつのまにか更地になっていた。観光客で賑わうドン・キホーテビルの向かい、市内の観光中心地にぽっかり穴があいた。どんな建物ができるか噂は聞かないが、場所と広さから考えて那覇市の中心街のイ […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月13日 / 最終更新日時 : 2025年7月13日 okihon-ya 本の紹介 どこまで被害意識を認めるか ベンジャミン・クリッツァー著『モヤモヤする正義』② 前回の投稿(2025年2月15日付)では、従来ならば差別意識が疑われるような主張についても「言論の自由」をたてにして大っぴらに語られることに触れた。このような主張を禁止するのではなく、「モヤモヤ」した感情を抱きながらも […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月13日 / 最終更新日時 : 2025年7月13日 okihon-ya 時の話題 那覇市議選の投票先をどう決める? 今日(7月13日)那覇市議選が告示になった。定数40に対して64人が立候補予定という。さっそく通りの掲示板などに選挙ポスターが張られたが、顔も名前もほとんど知らない候補者ばかりが並ぶ。那覇市には20年近く住んでいるにも […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月6日 / 最終更新日時 : 2025年7月6日 okihon-ya 本の紹介 沖縄と出会う高二の少女たち 灰谷健次郎著『手』 集英社クリエイティブ編『戦争と文学8 オキナワ 終わらぬ戦争』から⑨ 物語は高校二年生の少女が教師に向って語りかける形で繰り広げられる。彼女は、不発弾によって手に大きな傷を負った沖縄出身の教師に出会うことによって沖縄に […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月6日 / 最終更新日時 : 2025年7月6日 okihon-ya 時の話題 沖縄も熱帯化の兆しか ほんの数日前までの天気予報は連日、真っ赤なおひさまマークばかりが並んでいたが、台風4号が沖縄にも近づくこととなり、傘マークが並ぶ違った展開になりそうだ。今日(7月6日)午前中はスコールのような強い雨が短時間ながら降った […] 共有:TwitterFacebook
2025年7月2日 / 最終更新日時 : 2025年7月2日 okihon-ya 時の話題 サガリバナとセミと暑さ 今朝(7月2日)、日が昇る前に那覇市の新都心公園を散歩すると、ゆるやかな風を感じ心地よかった。公園内に植えられたサガリバナが、涼しげなピンク色の花を咲かせ仄かな甘い香りを漂わせていた。1週間ほど前からセミの鳴き声を聞き […] 共有:TwitterFacebook