2020年7月11日 / 最終更新日時 : 2020年7月11日 okihon-ya 本の紹介 ジョージ・スミス『琉球と琉球の人々』 英国国教会香港管区主教のジョージ・スミスが1950年、英船レイナード号で琉球を訪れた際、直接見聞きした体験や、琉球側から受け取った書簡などが記されているが、住民は異国人とまともに話すことを禁じられ、王府はあの手この手で […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月11日 / 最終更新日時 : 2020年7月11日 okihon-ya 本の紹介 政治的中立とは何か 沖縄の戦後史を振り返るとき、教職員活動を外すことはできないだろう。福地曠昭『教育戦後史開封 ―沖縄の教育運動を徹底検証する―』が語るように、米軍は沖縄統治や基地管理に少しでも妨げになると認めれば、容赦なく沖縄住民を排除 […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月5日 / 最終更新日時 : 2020年7月5日 okihon-ya 本の紹介 加藤典洋『敗戦後論』について②:文学の意味 この本を読んだら何の役に立つか、どんな効能があるかアピールする題名をつけた本がやたら目につく。ネットでさまざまな情報や娯楽に触れられる中、移り気で気の短い消費者の関心を、何とか紙の活字という古い媒体へ引き留めようと工夫 […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月4日 / 最終更新日時 : 2020年7月5日 okihon-ya 沖縄の空気 時々、ドウーチュイムニー(沖縄方言:ひとりごと)その1 四階建てアパートの三階の一室に我が住まいがあり、そのベランダからの視界は雑木林で覆い尽くされている。 ベランダの手すりから下を覗くと、密な雑草と樹木がアパートとの境界を溢れんばかりに繁茂し、そのまま視界を頭 […] 共有:TwitterFacebook
2020年7月4日 / 最終更新日時 : 2020年7月5日 okihon-ya 本の紹介 見えにくい基地と女性の関係 中国や北朝鮮との緊張関係の高まりを背景に、わが国では軍事力が存在感を増している。「隣国に対抗してもっと軍事力を強化せよ」や「攻撃される前に攻撃せよ」と勇ましい声が上がる一方、「やはり米軍抜きには国は守れない」という呟き […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月28日 / 最終更新日時 : 2020年6月28日 okihon-ya 本の紹介 名嘉正八郎『グスク探訪ガイド』 北は奄美諸島から南は八重山諸島まで、琉球列島に点在するグスクについて、遺構調査の結果や伝説・歴史も交え紹介している。本書に目を通し改めて感じるのはグスクの多様性である。首里城や勝連城のように史跡として整備され往時の姿を […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月27日 / 最終更新日時 : 2020年6月27日 okihon-ya 本の紹介 加藤典洋『敗戦後論』について:平和憲法 難しい書である。簡単にあらすじをまとめられない。簡明な言葉に集約されることを拒む表現が随所にちりばめられている。しかし、筆者の問題意識はひしひしと伝わり、自分の中で大きく共鳴するものがある。例えば、平和憲法をめぐる護憲 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月21日 / 最終更新日時 : 2020年6月21日 okihon-ya 本の紹介 沖縄の改姓改名運動 琉球新報社会部編『昭和の沖縄』は、「正月」「商業活動」など47のテーマを設け、それぞれについて戦前の昭和を中心に沖縄の歩みを振り返る。事始めや習俗の移り変わりのように、ほのぼのとしたエピソード集のテーマがある一方、沖縄 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月20日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 本の紹介 大城立裕『光源を求めて 戦後50年と私』 戦後50年の沖縄とともに作家として自身の歩みを振り返ったエッセイ集である。興味深いのは1972年の本土復帰をどう捉えるか、知識人の考え方の違いである。すでに沖縄の復帰が既定路線になった段階でも、新川明氏らは「反復帰」を掲 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月13日 / 最終更新日時 : 2020年6月13日 okihon-ya 沖縄の空気 再建中の首里城を歩く 正殿など中心部の有料区域が6月12日から一般公開となった首里城に行ってみた。有料区域に入ると、通路の周りには焼け残った資材が並べられているのも、再建する過程も観光の材料にするためだろう。今回の一般公開で目玉になっている […] 共有:TwitterFacebook