2019年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年9月10日 okihon-ya 文化 『南島針突紀行 ●沖縄婦人の入墨を見る●』(市川重治著) 幼い頃の記憶にある、老女たちの手の甲に施された針突(ハジチ・入墨)。青ずんだその紋様は幼心には奇異なものに感じられた。彼女たちはいずれもかなりの高齢者で、親戚の家や市場でよく見かける日常の風景だった。50年くらい前の事 […] 共有:TwitterFacebook
2019年10月5日 / 最終更新日時 : 2019年10月5日 okihon-ya 本の紹介 『経済成長主義への訣別』 刺激的であると同時に、いつかは向き合わなければならない。そんなタイトルだ。いろいろ文献の引用などはあるものの、著者・佐伯啓思氏の主張ははっきりしている。経済成長第一をやめて人間らしさを取り戻そう、である。 経済成長を […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月28日 / 最終更新日時 : 2019年9月28日 okihon-ya 文化 沖縄の聖地 御嶽 県外から沖縄を訪れて、最初に気にかかるものの1つが御嶽ではないだろうか。聖地であるが、県外の神社のように格式ばった社殿はない。あったとしても小さな祠くらいで、場所によっては少し大きめの石が置かれているだけのところもある […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月21日 / 最終更新日時 : 2019年9月21日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄と私と娼婦』 本書は今から半世紀近く前に発刊された同名の書を今年、筑摩書房が文庫化したものである。読んでいて頭に浮かぶのは、作者の佐木隆三氏がじっと娼婦たちの話に耳を傾ける姿である。これは簡単のようでいて結構難しい。とかく他人の話は […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月15日 / 最終更新日時 : 2019年9月15日 okihon-ya 沖縄の空気 リアルな動きの沖縄獅子舞 沖縄は獅子舞が盛んな地域であり、秋の豊年祭に演じられることが多い。沖縄探見社の『沖縄伝統行事・芸能を歩く』では次のように解説している。 「関東地方で生れ育った著者にとって、獅子舞といえば、正月に登場し、ユーモラスさが […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月12日 / 最終更新日時 : 2019年9月12日 okihon-ya 沖縄の空気 沖縄戦の美化に対する危機意識 沖縄戦における旧日本軍の住民虐殺や「集団自決」を教科書から消そうとする流れが近年、強まっていることは知っていたが、石原昌家著『援護法で知る沖縄戦認識』(凱風社 2016年)を読むと、「沖縄戦」を歪めようとする圧力は教科 […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月8日 / 最終更新日時 : 2019年9月8日 okihon-ya 文化 成長の終焉と昭和ノスタルジー 昭和を懐かしむことは、テレビ番組や雑誌記事から町おこしまで、現代文化を紹介する上で定番企画になっている。では、昭和を懐かしむこと、昭和ノスタルジーはいつから始まったのか。このテーマに挑んだのが高野光平著『昭和ノスタルジ […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月7日 / 最終更新日時 : 2019年9月7日 okihon-ya 本の紹介 『沖縄の百年 第1巻=人物編 近代沖縄のひとびと』 本書は、明治100年を記念して、新里金福と大城立裕の両氏が琉球新報に掲載した連載記事を加筆・補稿してまとめられた。近代沖縄に影響を与えた人物を1人につき2ページから2ページ半程度と、非常にコンパクトにまとめている。人物 […] 共有:TwitterFacebook
2019年9月1日 / 最終更新日時 : 2019年9月1日 okihon-ya 本の紹介 「昔はよかった」と言うけれど 近年マナー・モラルの低下が叫ばれ、何となく「そうだろうな」と思い込んできた。しかし、具体的に資料を調べたり研究したりしたわけではない。昔はマナー・モラルについて厳しく躾けられたというイメージが浸透しているだけ。過去に理 […] 共有:TwitterFacebook
2019年8月30日 / 最終更新日時 : 2019年8月30日 okihon-ya 本の紹介 明治百年でみえる日本化の混乱 新里金福・大城立裕著『近代沖縄の歩み 沖縄の百年1』は、明治100年を記念して琉球新報に掲載された連載記事を加筆・補稿してまとめられた。沖縄にとっての近代100年は、まさに紆余曲折の連蔵だった。 1879年、沖縄は琉 […] 共有:TwitterFacebook