2020年6月7日 / 最終更新日時 : 2020年6月7日 okihon-ya 本の紹介 矢崎好夫『八月十五日の天気図』 沖縄戦にまつわる著作は数多いが、本著のように、敵を迎え撃つ現場と作戦を指示する司令部の両面からの体験から書かれたものは珍しいだろう。著者は太平洋戦争末期、海軍気象士官として昭和19年7月、沖縄の小禄基地に赴任し、米軍上 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月31日 / 最終更新日時 : 2020年5月31日 okihon-ya 沖縄の空気 失われた季節感 5月31日未明は、最低気温が25度を下回らない熱帯夜だったようだ。汗まみれになりながら朝、目覚めた。4月は寒い日が多く、5月はコロナ予防から自宅内や自宅周辺で過ごす時間が長かったせいか、季節感がなくなり、知らぬ間に真夏 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月30日 / 最終更新日時 : 2020年5月30日 okihon-ya 沖縄の空気 解除後も閑散とした国際通り 沖縄県は今月に入って新たな新型コロナの感染者が確認されないこともあって、県の自粛要請は解除され公立学校の授業も再開されているが、5月29日昼過ぎの国際通りは閑散としていた。開いている店も全体の20~30%程度であり、い […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月24日 / 最終更新日時 : 2020年5月24日 okihon-ya 時の話題 感染症と敵のイメージ 敵を仕立てる。特に政府や政治家を中心に、そうした作業が近年増えている気がする。士気をあげやすく団結しやすいからだろう。「新型コロナに負けない」。テレビで繰り返し唱えられるフレーズである。外国でも同じ考え方を使う。新型コ […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月16日 / 最終更新日時 : 2020年5月16日 okihon-ya 本の紹介 立松和平『砂糖キビ畑のまれびと』 著者の立松氏といえば、「旅する作家」のイメージが強い。報道番組「ニュースステーション」で自然豊かな風景を現地からリポートする姿が印象に残る。「海はあおいーです。空は……」のような感じで、ゆったりと、時には言葉の語尾を伸 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月10日 / 最終更新日時 : 2020年5月16日 okihon-ya 沖縄の空気 頭の中がコロナ一色の危険 仕事がキャンセルになって家にいる時間が長くなると、ついついテレビのコロナ関連番組やニュースに見入ってしまう。コロナ感染の動向や対策は大切だが、朝から晩までコロナのことばかり考えると気が滅入りそうだ。テレビの向こうでは「 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月5日 / 最終更新日時 : 2020年5月5日 okihon-ya 本の紹介 同調圧力とコロナ対策 欧米のように法的に外出を禁止することなく、行政からの「自粛要請」だけで国民が外出を控えていることを、国会議員らが称賛しているらしい。確かに、民主国家では、市民は自らの良識と責任のもとに行動するべきとされるが、日本人は必 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月3日 / 最終更新日時 : 2020年5月3日 okihon-ya 本の紹介 ネット・コロナ時代の孤独 戦後、この国では多くの自由を獲得した代償として孤独と向き合ってきたはずだが、最近は孤独という言葉をあまり聞かない。言葉の持つイメージが悪いせいか。確かに「孤独死」は「孤立死」と言い換えられるようになった。一方で、孤独が […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月29日 / 最終更新日時 : 2020年4月29日 okihon-ya 沖縄の空気 観光・芸能の島、沖縄の将来を憂う 那覇市内の繁華街はほとんどがシャッター商店街と化し、かろうじて開いている飲食店も夕食時でもガラガラ。活気があるのはスーパーぐらいである。いずれは新型コロナも収束するだろうが、どれだけの爪痕を沖縄に残すか見通しがつかない […] 共有:TwitterFacebook
2020年4月28日 / 最終更新日時 : 2020年4月28日 okihon-ya 本の紹介 個性が重苦しい多様性の時代 コロナ家籠りの時間を利用して、土井隆義著『「個性」を煽られる子どもたち』(2004年 岩波書店)を久しぶりに読み返した。振り返ると自分も学生時代、よく「個性」を煽られた。「これからの時代、個性のない人間はだめだ」みたい […] 共有:TwitterFacebook