2020年6月27日 / 最終更新日時 : 2020年6月27日 okihon-ya 本の紹介 加藤典洋『敗戦後論』について:平和憲法 難しい書である。簡単にあらすじをまとめられない。簡明な言葉に集約されることを拒む表現が随所にちりばめられている。しかし、筆者の問題意識はひしひしと伝わり、自分の中で大きく共鳴するものがある。例えば、平和憲法をめぐる護憲 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月21日 / 最終更新日時 : 2020年6月21日 okihon-ya 本の紹介 沖縄の改姓改名運動 琉球新報社会部編『昭和の沖縄』は、「正月」「商業活動」など47のテーマを設け、それぞれについて戦前の昭和を中心に沖縄の歩みを振り返る。事始めや習俗の移り変わりのように、ほのぼのとしたエピソード集のテーマがある一方、沖縄 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月20日 / 最終更新日時 : 2021年2月27日 okihon-ya 本の紹介 大城立裕『光源を求めて 戦後50年と私』 戦後50年の沖縄とともに作家として自身の歩みを振り返ったエッセイ集である。興味深いのは1972年の本土復帰をどう捉えるか、知識人の考え方の違いである。すでに沖縄の復帰が既定路線になった段階でも、新川明氏らは「反復帰」を掲 […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月13日 / 最終更新日時 : 2020年6月13日 okihon-ya 沖縄の空気 再建中の首里城を歩く 正殿など中心部の有料区域が6月12日から一般公開となった首里城に行ってみた。有料区域に入ると、通路の周りには焼け残った資材が並べられているのも、再建する過程も観光の材料にするためだろう。今回の一般公開で目玉になっている […] 共有:TwitterFacebook
2020年6月7日 / 最終更新日時 : 2020年6月7日 okihon-ya 本の紹介 矢崎好夫『八月十五日の天気図』 沖縄戦にまつわる著作は数多いが、本著のように、敵を迎え撃つ現場と作戦を指示する司令部の両面からの体験から書かれたものは珍しいだろう。著者は太平洋戦争末期、海軍気象士官として昭和19年7月、沖縄の小禄基地に赴任し、米軍上 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月31日 / 最終更新日時 : 2020年5月31日 okihon-ya 沖縄の空気 失われた季節感 5月31日未明は、最低気温が25度を下回らない熱帯夜だったようだ。汗まみれになりながら朝、目覚めた。4月は寒い日が多く、5月はコロナ予防から自宅内や自宅周辺で過ごす時間が長かったせいか、季節感がなくなり、知らぬ間に真夏 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月30日 / 最終更新日時 : 2020年5月30日 okihon-ya 沖縄の空気 解除後も閑散とした国際通り 沖縄県は今月に入って新たな新型コロナの感染者が確認されないこともあって、県の自粛要請は解除され公立学校の授業も再開されているが、5月29日昼過ぎの国際通りは閑散としていた。開いている店も全体の20~30%程度であり、い […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月24日 / 最終更新日時 : 2020年5月24日 okihon-ya 時の話題 感染症と敵のイメージ 敵を仕立てる。特に政府や政治家を中心に、そうした作業が近年増えている気がする。士気をあげやすく団結しやすいからだろう。「新型コロナに負けない」。テレビで繰り返し唱えられるフレーズである。外国でも同じ考え方を使う。新型コ […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月16日 / 最終更新日時 : 2020年5月16日 okihon-ya 本の紹介 立松和平『砂糖キビ畑のまれびと』 著者の立松氏といえば、「旅する作家」のイメージが強い。報道番組「ニュースステーション」で自然豊かな風景を現地からリポートする姿が印象に残る。「海はあおいーです。空は……」のような感じで、ゆったりと、時には言葉の語尾を伸 […] 共有:TwitterFacebook
2020年5月10日 / 最終更新日時 : 2020年5月16日 okihon-ya 沖縄の空気 頭の中がコロナ一色の危険 仕事がキャンセルになって家にいる時間が長くなると、ついついテレビのコロナ関連番組やニュースに見入ってしまう。コロナ感染の動向や対策は大切だが、朝から晩までコロナのことばかり考えると気が滅入りそうだ。テレビの向こうでは「 […] 共有:TwitterFacebook