2024年5月11日 / 最終更新日時 : 2024年5月11日 okihon-ya 本の紹介 狼の自由は羊にとっての死 荒谷大輔『贈与経済2.0』① 本書では新しい社会のあり方として贈与経済を取り入れることを提唱するが、その前に近代社会のたどった道を俯瞰している。資本主義社会では、基本的に必要な物資を貨幣で交換して生活する。その貨幣を獲得するための仕事は分業制を採用 […] 共有:TwitterFacebook
2024年5月5日 / 最終更新日時 : 2024年5月5日 okihon-ya 本の紹介 現代の病巣を凝縮 凪良ゆう著『流浪の月』 今の時代はさまざまな社会的な問題が渦巻くが、育った時代や関心を持つ分野によって語りにくいものが少なくない。性的虐待、ドメスティック・バイオレンス、ネットによる人権侵害、親の育児放棄、小児性愛など、本書で語られるテーマが […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月28日 / 最終更新日時 : 2024年4月28日 okihon-ya 本の紹介 贈与は資本主義社会を救えるか? 近内悠太著『世界は贈与でできている』④ 本書を読んでいて一番どきりとしたのが、資本主義の思想と「自由」の相性がいいと指摘したところだ。なぜならば、自分が若き日に最も価値を見出したのは「自由」だったからだ。確かに地縁や血縁からかけ離れ、自分の努力と才能で生きた […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月27日 / 最終更新日時 : 2024年4月27日 okihon-ya 時の話題 沖縄のGWは順調な滑り出しか 昨日(4月26日)の天気予報によれば、少なくとも今日(27日)午前中は雷を伴う強い雨が降るはずだったが、いい意味で裏切られ夜が開けてからは晴れが続く。那覇市・国際通り沿いの蔡温スクエアではイベントが開かれて飲食の屋台や […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月22日 / 最終更新日時 : 2024年4月22日 okihon-ya 時の話題 もう熱帯夜の始まりか? 昨日(4月21日)から今朝にかけてはじっとりと蒸し暑く、扇風機を回したまま眠った。25度を下回らない熱帯夜だったようだ。今の時期に熱帯夜とは例年に比べかなり早いだろう。週間天気予報では最低気温はもう少し下がるようだが、 […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月21日 / 最終更新日時 : 2024年4月21日 okihon-ya 時の話題 変わりゆく季節感? 普段歩く道の脇で昨日(4月20日)、月桃が咲いているのに気がついた。えっ、もう月桃の季節? ちょっと驚いた。今年は冷え込む日が多かったせいか、春が来たという感覚が薄かった。ここ数日は夏のように気温が上がり、春を飛び越え […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月20日 / 最終更新日時 : 2024年4月20日 okihon-ya 本の紹介 現代人が抱える苦悩と向き合う 及川祥平・川松あかり・辻本侑生編『生きづらさの民俗学』① 民俗学といえば芸能や慣習など伝統文化の継承を思い浮かべ、現代人の抱える「生きづらさ」を扱うとは意外に思えた。しかし、「生きづらさ」の根幹をたどっていけば伝統にたどりつく。伝統はいつも守るべき美しいものとは限らない。たと […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月13日 / 最終更新日時 : 2024年4月13日 okihon-ya 本の紹介 生者と死者の曖昧な境界線 大城立裕著『レールの向こう』 著者の名前を聞くと、日本と沖縄の関係をひたすら問い続けた小説家というイメージがある。収録されている5編の小説は、最初の「レールの向こう」が病院を中心に出会いと回想が繰り返され、最後の「天女の幽霊」も開発が進む那覇新都心 […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月7日 / 最終更新日時 : 2024年4月7日 okihon-ya 本の紹介 本土と沖縄で基地負担の逆転はなぜ? 川名晋史著『在日米軍基地』④ 事実とは異なるさまざまな誤解や憶測が米軍基地をめぐっては飛び交い世間では信じられているが、本書ではその問題点も指摘する。中でも重要なのが、戦後ずっと米軍基地が沖縄に集中してきたというイメージである。沖縄に基地を配置する […] 共有:TwitterFacebook
2024年4月2日 / 最終更新日時 : 2024年4月2日 okihon-ya 基地 基地関連工事で潤う本土企業(下) 3月31日の投稿では沖縄防衛局が発注する工事の半分前後は本土企業が受注したと指摘したが、米軍が発注する工事はどうだろうか。長期にわたって網羅した統計はないが、断片的に明らかになる数字では半8分をはるかに超えて本土企業が受 […] 共有:TwitterFacebook