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2024年4月28日 / 最終更新日時 : 2024年4月28日 okihon-ya 本の紹介

贈与は資本主義社会を救えるか? 近内悠太著『世界は贈与でできている』④

 本書を読んでいて一番どきりとしたのが、資本主義の思想と「自由」の相性がいいと指摘したところだ。なぜならば、自分が若き日に最も価値を見出したのは「自由」だったからだ。確かに地縁や血縁からかけ離れ、自分の努力と才能で生きた […]

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2024年4月20日 / 最終更新日時 : 2024年4月20日 okihon-ya 本の紹介

現代人が抱える苦悩と向き合う 及川祥平・川松あかり・辻本侑生編『生きづらさの民俗学』①

 民俗学といえば芸能や慣習など伝統文化の継承を思い浮かべ、現代人の抱える「生きづらさ」を扱うとは意外に思えた。しかし、「生きづらさ」の根幹をたどっていけば伝統にたどりつく。伝統はいつも守るべき美しいものとは限らない。たと […]

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2024年4月13日 / 最終更新日時 : 2024年4月13日 okihon-ya 本の紹介

生者と死者の曖昧な境界線 大城立裕著『レールの向こう』

 著者の名前を聞くと、日本と沖縄の関係をひたすら問い続けた小説家というイメージがある。収録されている5編の小説は、最初の「レールの向こう」が病院を中心に出会いと回想が繰り返され、最後の「天女の幽霊」も開発が進む那覇新都心 […]

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2024年4月7日 / 最終更新日時 : 2024年4月7日 okihon-ya 本の紹介

本土と沖縄で基地負担の逆転はなぜ? 川名晋史著『在日米軍基地』④

 事実とは異なるさまざまな誤解や憶測が米軍基地をめぐっては飛び交い世間では信じられているが、本書ではその問題点も指摘する。中でも重要なのが、戦後ずっと米軍基地が沖縄に集中してきたというイメージである。沖縄に基地を配置する […]

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2024年3月30日 / 最終更新日時 : 2024年3月30日 okihon-ya 本の紹介

隠すことは悪いことか?

谷崎潤一郎著『刺青・秘密』  趣味で本を手にする場合、1人の著者や似た傾向の本をあまり続けて読まないようにしている。本の影響を受けやすく、頭の中が本の内容に染まりそうだからだ。そういう意味では、谷崎作品は現代的な常識を突 […]

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2024年3月24日 / 最終更新日時 : 2024年3月24日 okihon-ya 本の紹介

誰が普天間基地を存続させた? 川名晋史著『在日米軍基地』③

 3月23日の投稿に続いて、国連軍以外の論点として触れたのは米軍普天間基地の存続と機能強化である。国防総省によるベトナム戦争後の基地再編計画では、沖縄海兵隊は不要とされ普天間基地も閉鎖される予定だった。この沖縄海兵隊不要 […]

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2024年3月23日 / 最終更新日時 : 2024年3月23日 okihon-ya 本の紹介

日米同盟という幻想 川名晋史著『在日米軍基地』②

 3月17日の投稿で紹介した本書について、国連軍以外の論点にも触れておきたい。その中でも最も重要なものは「日米同盟」の意味合いだろう。本書では日米間で交わされた条約や協定などをひも解きながら、米軍に直接的な日本防衛義務が […]

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2024年3月17日 / 最終更新日時 : 2024年3月17日 okihon-ya 本の紹介

隠された続けた国連軍の歴史 川名晋史著『在日米軍基地』①

 国連軍といえば、1950年に北朝鮮の急襲によって勃発した朝鮮戦争で、大韓民国への支援を表明した安保理決議のもと、米軍を中心に編成された有志国連合軍である。現在の安保理ならば、中国やロシアが拒否権を発動しただろうが、当時 […]

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2024年3月10日 / 最終更新日時 : 2024年3月10日 okihon-ya 本の紹介

倒錯と無機質が蔓延する未来 多和田葉子著『献灯使』

 本書で描かれる世界は最初、ほんの一部しか顔を出さない。「犬貸し屋」で犬を借りて30分ほど外を走った老人が戻ってくる場面から始まる。「犬貸し屋」など聞きなれない言葉が少しずつ使われ、だんだん違和感が積み重なり、倒錯した未 […]

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2024年3月4日 / 最終更新日時 : 2024年3月4日 okihon-ya 本の紹介

奉仕活動と売名行為の境界線は? 近内悠太著『世界は贈与でできている』③

  本書の最も興味深い点は、世の中の行為を「交換」と「贈与」に分類したところにあるだろう。相手に対価を求めて施せば、資本主義の基本である「交換」になり、何も求めず一方的に施せば「贈与」になる。ただし、相手に物質的な対価を […]

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