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2024年9月11日 / 最終更新日時 : 2024年9月11日 okihon-ya 本の紹介

救いのない若者たちの未来? 桐野夏生著『メタボラ』④

 以前読んだ同じ著者の『OUT』はストーリー展開が破滅的なものの、どこか希望を感じる結末だったが、本書は希望のかけらも見当たらない。主人公の香月雄太は生真面目な振る舞いをしながらも、時として自ら破滅に向かうほど狂気的な行 […]

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2024年9月4日 / 最終更新日時 : 2024年9月4日 okihon-ya 本の紹介

倭寇との微妙な距離 吉成直樹著『琉球王国は誰がつくったか』

 琉球王国の成り立ちを語る際、倭寇の存在に触れる研究者は少なくない。倭寇とは13世紀から16世紀にかけて中国および朝鮮半島の沿岸で略奪行為や私・密貿易を行った集団を意味する。倭寇が琉球王国にどの程度かかわったかについて研 […]

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2024年8月28日 / 最終更新日時 : 2024年8月28日 okihon-ya 本の紹介

名誉の戦死を語る恐ろしさ 長田紀春・具志八重編『閃光の中で ―沖縄陸軍病院の証言―』

 本書の中で特に注目したいのが、沖縄戦で戦況の悪化に伴い陸軍病院が南風原町からさらに本島南部へ撤退する局面である。1945年5月下旬、自力で歩けない患者に対して青酸カリを配布し「自決」を迫る(ミルクに溶かして服用させる) […]

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2024年8月23日 / 最終更新日時 : 2024年8月23日 okihon-ya 本の紹介

南西諸島の防衛力強化と住民の生命 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』④

 昨日(8月22日)は、太平洋戦争中に学童や一般住民を乗せた疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈されてちょうど80年を迎えた日だった。乗船者1788人のうち、犠牲者は名前が判明しただけで1484人、うち学童が784人を占め […]

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2024年8月13日 / 最終更新日時 : 2024年8月13日 okihon-ya 本の紹介

代々の沖縄住民と移住組の間に横たわる溝 桐生夏生著『メタボラ』③

 主人公が沖縄の安宿「ゲストハウス」に流れ込んだ後、農連市場の建て替え問題に絡む。これは実在した問題だ。農連市場は東南アジアを彷彿とさせる雰囲気を醸し出し、観光客に人気のスポットだった。ところが、老朽化を理由に建て替え計 […]

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2024年7月31日 / 最終更新日時 : 2024年7月31日 okihon-ya 本の紹介

沖縄スパイ説の起源は? 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』➂

 沖縄戦では日本軍が沖縄住民に対して「スパイ行為」を理由に惨殺など不当な扱いを重ねていたことは、関連書物で繰り返し指摘されてきた。理由としては言語をはじめ文化・生活習慣で本土と大きく異なる上、沖縄に対する差別的な意識が強 […]

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2024年7月24日 / 最終更新日時 : 2024年7月24日 okihon-ya 本の紹介

不安定な若者の未来 桐野夏生著『メタボラ』②

 主人公が転がり込むのはバイトで食いつなぐ「自由な」若者の世界である。最初は一つのアパートやマンションを複数で借りるシェアハウス、次に、見知らぬ同士が一部屋に泊まる「ゲストハウス(ドーミトリー)」だ。私も30代前後の一時 […]

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2024年7月17日 / 最終更新日時 : 2024年7月17日 okihon-ya 本の紹介

地下壕司令部の狂気に満ちた世界 保坂廣志著『首里城と沖縄戦』②

 日差しの届かない地下に長時間、人間が籠れば肉体的に精神的にも悪影響を及ぼす。しかも、日本軍が首里城地下の司令部壕にいた時期は梅雨の時期。水浸し状態となり、壕全体を大きく揺さぶる米戦艦の艦砲射撃が続く。本書はそんな司令部 […]

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2024年7月10日 / 最終更新日時 : 2024年7月10日 okihon-ya 本の紹介

沖縄で低い視線から奇想天外の展開か 桐野夏生著『メタボラ』①

 過去に読んだ著者の作品で一番印象に残るのは『OUT』である。ごく普通の女性たちが遺体処理のビジネスにのめり込むという展開である。輪郭だけなぞれば唐突とも思える物語も、普通の人々が持つ悪意や怨念、残忍さを巧みに綿密に描く […]

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2024年7月6日 / 最終更新日時 : 2024年7月6日 okihon-ya 本の紹介

貴重な文化財の喪失は誰のせい?  保坂廣志著『首里城と沖縄戦』①

 沖縄戦で南西諸島を防衛する第32軍が首里城地下に司令部壕が築いたことは広く知られ、現在、公開に向けて調査や工事が進められているが、本書ではこの司令部壕について一般的にほとんど知られず注目されていない事実が語られている。 […]

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