2024年3月30日 / 最終更新日時 : 2024年3月30日 okihon-ya 本の紹介 隠すことは悪いことか? 谷崎潤一郎著『刺青・秘密』 趣味で本を手にする場合、1人の著者や似た傾向の本をあまり続けて読まないようにしている。本の影響を受けやすく、頭の中が本の内容に染まりそうだからだ。そういう意味では、谷崎作品は現代的な常識を突 […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月24日 / 最終更新日時 : 2024年3月24日 okihon-ya 本の紹介 誰が普天間基地を存続させた? 川名晋史著『在日米軍基地』③ 3月23日の投稿に続いて、国連軍以外の論点として触れたのは米軍普天間基地の存続と機能強化である。国防総省によるベトナム戦争後の基地再編計画では、沖縄海兵隊は不要とされ普天間基地も閉鎖される予定だった。この沖縄海兵隊不要 […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月23日 / 最終更新日時 : 2024年3月23日 okihon-ya 戦争 沖縄戦関連記事の連載開始 沖縄の地元紙では昨日(3月22日)から沖縄戦にまつわる連載記事が始まった。ちょうど80年前の1944年3月22日、旧日本軍は南西諸島を防衛するため、沖縄戦の主力となる第32軍を創設した。さらに、1年後の1945年3月2 […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月23日 / 最終更新日時 : 2024年3月23日 okihon-ya 本の紹介 日米同盟という幻想 川名晋史著『在日米軍基地』② 3月17日の投稿で紹介した本書について、国連軍以外の論点にも触れておきたい。その中でも最も重要なものは「日米同盟」の意味合いだろう。本書では日米間で交わされた条約や協定などをひも解きながら、米軍に直接的な日本防衛義務が […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月17日 / 最終更新日時 : 2024年3月17日 okihon-ya 本の紹介 隠された続けた国連軍の歴史 川名晋史著『在日米軍基地』① 国連軍といえば、1950年に北朝鮮の急襲によって勃発した朝鮮戦争で、大韓民国への支援を表明した安保理決議のもと、米軍を中心に編成された有志国連合軍である。現在の安保理ならば、中国やロシアが拒否権を発動しただろうが、当時 […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月10日 / 最終更新日時 : 2024年3月10日 okihon-ya 本の紹介 倒錯と無機質が蔓延する未来 多和田葉子著『献灯使』 本書で描かれる世界は最初、ほんの一部しか顔を出さない。「犬貸し屋」で犬を借りて30分ほど外を走った老人が戻ってくる場面から始まる。「犬貸し屋」など聞きなれない言葉が少しずつ使われ、だんだん違和感が積み重なり、倒錯した未 […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月9日 / 最終更新日時 : 2024年3月9日 okihon-ya 基地 海兵隊の沖縄駐留を望むのは日本政府!? 沖縄の米軍基地に関連する資料に目を通しているが、米海兵隊を沖縄に押しとどめるのは日本政府という疑念が改めて湧き上がる。ベトナム戦争や東西冷戦の終結など、国際政治の重要転換点では米海兵隊の沖縄からの撤退が真剣に検討された […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月4日 / 最終更新日時 : 2024年3月4日 okihon-ya 本の紹介 奉仕活動と売名行為の境界線は? 近内悠太著『世界は贈与でできている』③ 本書の最も興味深い点は、世の中の行為を「交換」と「贈与」に分類したところにあるだろう。相手に対価を求めて施せば、資本主義の基本である「交換」になり、何も求めず一方的に施せば「贈与」になる。ただし、相手に物質的な対価を […] 共有:TwitterFacebook
2024年3月1日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 okihon-ya 時の話題 カラスと沖縄の生態系 写真は昨日(2月29日)自宅の窓から撮ったカラスだ。足元に写っているのはゴルフボールだろうか。宝物のように集めて隠しているのかもしれない。私が沖縄に移り住んだ十数年前はカラスを見ることはほとんどなかったが、ここ1,2年 […] 共有:TwitterFacebook
2024年2月24日 / 最終更新日時 : 2024年2月24日 okihon-ya 本の紹介 「あなたのことを思って」の恐ろしさ 近内悠太著『世界は贈与でできている』② 一番いやな言い方は「あなたのことを思って言っている」である。自分の発言や意見の正しさを「あなたのことを思って」と主張する。大抵は私利私欲、自分の都合のよい組織や秩序を守るためであるにもかかわらず、何とも恩着せがましい。 […] 共有:TwitterFacebook