2024年11月28日 / 最終更新日時 : 2024年11月28日 okihon-ya 本の紹介 絶望的な孤独とネット社会の闇 朝井リョウ著『正欲』 多数派はイジメや嫌がらせに訴えながら少数派へ同調を迫る。近年、その陰惨さはますます深刻な気がしてならない。人権や多様性に対する意識は以前に比べ高くなっているはずである。本人は人権や多様性を尊重すると思い込んでいる分、少 […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月24日 / 最終更新日時 : 2024年11月24日 okihon-ya 本の紹介 獅子舞の源流には鹿や猪も? 稲村行真著『ニッポン獅子舞紀行』① 獅子舞は日本国内で最も広く演じられる民俗芸能といわれ、本書は沖縄を含め国内各地の獅子舞をカラー写真付きで紹介している。まず興味をひいたのは、獅子舞の起源に関する解説である。それによれば、日本国内でもともと「シシ」とは鹿 […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月24日 / 最終更新日時 : 2024年11月24日 okihon-ya 時の話題 バイクのサドルで眠るノラ猫 昨日(11月23日)、首里城内を歩いて駐車場に戻ると、私のバイクのサドルでノラ猫が眠っていた。最近は少し寒くなっているので、サドルの上が心地よいのだろう。以前にもこの猫は見たことがあり、このあたりを縄張りにしているのか […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月20日 / 最終更新日時 : 2024年11月20日 okihon-ya 本の紹介 喪失や衰退をどう受け入れるか ダニエル・キイス著・小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』② 本書は、知的障害を持つ主人公が手術を経て急激に知能を獲得し喪失していく物語だ。これは知的障害者に限らず誰しも経験する過程だろう。幼児から青年にかけて知識や知能を獲得し、老いるに従ってそれらを失う。これがきわめて短い期間 […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月16日 / 最終更新日時 : 2024年11月16日 okihon-ya 本の紹介 他者の孤独を聞き自分の孤独を救う 町田そのこ著『52ヘルツのクジラたち』 世間によく出回るようになった「絆」という言葉を聞くと少々警戒する。絆は場合によっては「柵(しがらみ)」になりかねないからだ。「絆」と「柵」の違いは存在する。相手の心にきちんと向き合い行動すれば「絆」になりうるが、相手の […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月14日 / 最終更新日時 : 2024年11月14日 okihon-ya 本の紹介 狛犬とシーサーの境界線は? 荒勝俊著『日本狛犬大全』 沖縄に来るまでは狛犬に注目することがなかった。神社に行けば必ずある一方、暮らしの中では身近な存在でない。どの神社の狛犬がどうかとか、どの地域の狛犬にどんな特徴があるかなど関心を持つこともなかった。ところが、沖縄に来てか […] 共有:TwitterFacebook
2024年11月13日 / 最終更新日時 : 2024年11月13日 okihon-ya 時の話題 咲き誇る新都心公園のトックリキワタ しばらく県外に出ていたら、那覇市新都心公園のトックリキワタがかなり花をつけていた。見事なピンク色が樹木全体を覆うが、もう一部の花は散り始めている。それにしても今年の暑さは異例。11月になっても寝苦しい夜も。 共有:TwitterFacebook
2024年11月9日 / 最終更新日時 : 2024年12月8日 okihon-ya 時の話題 沖縄を離れて考えた地方創生 故郷に帰る途中に千葉県銚子市に初めて立ち寄った。かつては高校野球で知られた銚子商業や全国的にトップレベルの漁獲高を誇る漁港のイメージがあったからだ。ところが駅前商店街や漁港の周辺を歩くと、人通りが少なく寂しい雰囲気が漂う […] 共有:TwitterFacebook
2024年10月25日 / 最終更新日時 : 2024年10月25日 okihon-ya 本の紹介 書店の激推しでつい購入 ダニエル・キイス著・小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』① 最近、書店の店員が手書きの文字で本の推薦文を書いて張り出すことが多くなっているが、あまり信用しないことにしている。本は個人によって好き嫌いが激しいから、店員と自分の好みが違う可能性が結構ある。何よりも、やたら感動や涙を […] 共有:TwitterFacebook
2024年10月20日 / 最終更新日時 : 2024年10月20日 okihon-ya 沖縄の空気 那覇の国際通りとエイサー 例年8月第1週に那覇市の国際通りで繰り広げられる「1万人エイサー踊り隊」が今年は10月20日に開催となった。熱中症対策らしい。それと関連するのだろうか、エイサー演舞場も4か所に限定されていた。これまで参加団体は国際通り […] 共有:TwitterFacebook